16.萩市指月山・笠山  ― 維新の里を流れる川 ―
     鳥相(森林・水辺)季節(冬)  萩市指月山及び橋本川・笠山
概 要

 島根県境の十種ヶ峰の麓に源を発する阿武川は、徳佐盆地、長門峡、阿武川ダムを経て萩市に入り橋本川と松本川に分かれ萩市街地の三角州を形成する。その運び出した砂は指月山や笠山などを陸とつないだ。維新の原動力を育成した歴史のまちを流れる川である。
探 鳥

 指月山は萩の市街地を形成する三角州の西北端に位置し、日本海に突き出た陸繋島をなしている。標高143mの山で、国の天然記念物に指定され、山頂には、萩城詰丸の石垣や用水の池、くさび跡の残る石などがある。指月山は萩城の一部に取り込まれ、その後樹木の伐採が禁止されたために、スダジイ・タブノキ・クスノキなどの巨樹が多い。カラ類、キツツキ類、ヒヨドリ、メジロなどが周年見られ、春には、渡り鳥が休息する。萩城の堀には、カワセミが現れることもある。少し上がって、萩市民病院付近の橋本川でホシハジロやスズガモなどのカモ類を観察するのもよい。
 笠山は標高112mの小火山で、海岸から海に突き出た半島になっている。頂上には噴火口の跡が残り、周囲には火山特有の風穴や、海とつながっていると言われる明神池がある。笠山先端の虎ヶ崎にはヤブツバキの群生林があり山頂まで自然研究路が整備されている。椿の花が咲く冬から春にかけては、ヒヨドリ、メジロ、ウグイス、アオジ、ホオジロ、シメなどが観察できる。春の渡りの時期にはキビタキ、オオルリ、コルリ、コマドリ、ノゴマ、ブッポウソウなど思いがけない野鳥も見られる。海岸ではイソヒヨドリ、クロサギ、カモメ類などが観察できる。


      萩市 指月山


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冬季に観察できる種
カイツブリ・カンムリカイツブリ・ウミウ・コサギ・クロサギ・アオサギ・マガモ・カルガモ・オカヨシガモ・ヒドリガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・スズガモ・カワアイサミサゴ・トビ・ハイタカハヤブサ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・ウミネコ・キジバト・コゲラ・セグロセキレイ・ヒヨドリ・モズ・ルリビタキ・ジョウビタキ・イソヒヨドリ・シロハラ・ツグミ・ウグイス・エナガ・ヤマガラ・シジュウカラ・メジロ・ホオジロ・アオジ・カワラヒワ・ウソ・イカル・スズメ・ムクドリ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ドバト

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