レッドデータブックやまぐち
| トップページ | RDBとは | 刊行にあたって | 野生生物目録 | RDBカテゴリー | 詳細検索 | 地図情報 |
もどる
| ほ乳類 | 鳥類 | 両生類・は虫類 | 淡水産魚類 | 甲殻類 |
| その他動物 | 昆虫類・クモ類 | 陸・淡水産貝類 | 維管束植物 | コケ植物 |
 
山口県の昆虫・クモ類の概要

 昆虫・クモ類は非常に大きな生物種集団であり、山口県では384科6,799種(昆虫類:349科6,527種、クモ類:35科272種)の生息が確認されている。これは、本レッドデータブックの編纂のために集積された県内生息種数(11,772種、維管束植物を含む)の約6割に相当する。この昆虫・クモ類の内で、特に種数が多いグループ(目)はコウチュウ目(106科2,696種)とチョウ目(52科2,059種)である。
種数が多い昆虫・クモ類で、県内に生息する種の確定および本レッドデータブックに登載種の選定に当たっては、各グループの間で情報量の差が著しいために、共通の選定基準を定めることは困難であった。例えば、チョウ類(チョウ目の一部)、コウチュウ類、あるいはトンボ類のように、過去の調査データや記録が多く残されているグループがある反面、過去のデータがほとんど残されていないグループもあり、種の現状の判断と今後の推移の推定は非常に困難であると考えられた。同時に、県内に各グループの種について現状を把握できる専門分野の人材が見当たらないケースや、人数が非常に少ないケースもあり、全てのグループについて本レッドデータブックへの登載種を選定することはできなかった。
今回、登載種を選定するに当たっては、まず選定に必要な情報量が不足している種を除いた後に、グループ毎に設定した基準で種の選定を行なった。そのため、情報量の多いグループでは多くの登載種が選定され、情報量が少ないグループでは登載種数が少なくなる結果となった。
 県内には比較的良好な自然環境が残されてはいるが、南方系の種の著しい進出が認められる反面、衰退種もかなりの数に達している。そのため、今回の選定種は、以前に刊行されたレッドデータブック登載種とはかなり異なっている。今後、県内における種の捕獲記録の継続的な蓄積と種の地理的分布に関する組織・継続的な調査が望まれると同時に、登載種の選定が可能な人材育成が必要であることを痛感した。
 なお、本レッドデータブックへの登載種の選定及び学名の確定に当たって、貴重なご助言をいただいた林 正美博士(埼玉大学教育学部:セミ・カメムシ類)、白水 隆博士(九州大学名誉教授:チョウ類)、三好和雄氏(コウチュウ類)、また、登載選定種に関するデータや文献情報を提供していただいた、松永善明、田中伸一の各氏(チョウ・コウチュウ類)ならびに、神垣健司、福田竹美、林 直哉、伊藤靖子、河原宏幸、下野誠之、田中秀夫、田口幸雄、俵 義紀、山本雅樹、柳林浩一の各氏(チョウ類)及び、池田 寛、森田誠司、池崎義博、鈴木 亙、石谷正宇の各氏(コウチュウ類)に心から感謝の意を表したい。
 

(遠藤克彦)

(凡 例)
 
選定及び執筆分担

昆虫・クモ類分科会における調査・選定及び執筆分担は以下のとおりである。
昆虫類
遠藤克彦 (山口大学理学部教授) 
選定・執筆の総括、チョウ目(ガ)
濱崎詔三郎(元山口大学農学部・山口むしの会会長)
執筆・文献の総括
大木克行 (須佐町立弥富中学校教諭・山口むしの会会員)
カメムシ目
大木孝行 (山口むしの会会員)
後藤和夫 (   〃   )
チョウ目

岡 耿一郎(    〃    )

〃 (ガ)

田中 馨 (    〃    )
椋木博昭 (    〃    )
安田正利 (    〃    )

コウチュウ、ハチ、ハエ目

原  隆 (    〃    )

トンボ目

三時輝久 (山口県立山口博物館学芸課長)

バッタ目

クモ類
増原啓一 (日本蜘蛛学会会員)

もどる
| ほ乳類 | 鳥類 | 両生類・は虫類 | 淡水産魚類 | 甲殻類 |
| その他動物 | 昆虫類・クモ類 | 陸・淡水産貝類 | 維管束植物 | コケ植物 |

トップページ




本サイトの著作権は、山口県が所有します。
サイト上に掲載の画像・文章等の無断転載を禁じます。