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科名 イシガイ科
和名 カラスガイ
学名 Cristaria plicata plicata (Leach)
山口県カテゴリー 情報不足
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
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滋賀県
(撮影:杉村 智幸)

選択理由  泥深い湖沼や河川の下流域にすむが、河川改修や水質の悪化、あるいはグロキディウム幼生の宿主となる魚類の減少等により、琵琶湖を除き全国的に減少傾向にある。県内からの記録は、過去のわずか3例のみ。

形態 殻長約200mm。殻は薄く、膨らみはやや弱い。殻頂の両側背縁に翼状突起があり、幼貝では著しく発達するが、成貝になると目立たなくなる。殻頂部と後背部には低く波状のひだがある。内面は青みをおびた真珠光沢がある。主歯を欠き、後側歯は弱いが明瞭。閉殻筋は小さい。

分布  東南アジア、中国、シベリア、日本では本州に分布。平野部の湖沼や大河川の下流部に生息。県内では萩市の新堀川と藍場川、徳地町島地からの記録があるのみ。

生息状況 泥深い湖沼や河川の下流域に生息し、グロキディウム幼生の宿主はヨシノボリ。ブラックバスなどの外来魚の参入でヨシノボリをはじめとする在来魚類が激減している現在では、世代交代が阻害されている可能性が高い。県内の記録はこれまでわずか3例に過ぎず、そのうちの2例は1950年代の萩市からの古いもので、その後の調査にもかかわらず全く記録がない。徳地町島地にも生息していたようであるが、その年代や生息状況などの記録は不明で、過去に生息していたと判断するのが妥当であろう。情報量が少ないため今後の調査を要するが、生息可能な環境自体が急速に悪化している現状では、新たな産地を見出しがたいと思われる。

参考文献 福田2002, 波部1973, 肥後・後藤1993, 環境省2002, 河本・田邊1956, 木村2002, 増田1994, 2002, 松隈1986, 黒住2000
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