> 陸・淡水産貝類 トップページ
 クチマガリスナガイ ほ乳類鳥類両生類・は虫類淡水産魚類甲殻類その他動物昆虫類・クモ類陸・淡水産貝類維管束植物コケ植物

| トップページ | RDBとは | 刊行にあたって | 野生生物目録 | RDBカテゴリー | 詳細検索 | 地図情報 |
もどる
科名 キバサナギガイ科
和名 クチマガリスナガイ
学名 Bensonella plicidens (Benson)
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
  画像をクリックすると拡大表示されます
クリックすると別ウィンドウで拡大表示
美東町
(撮影:増野 和幸)

選択理由  好石灰岩性の石灰岩地特産種。関東以西の本州、四国、九州の石灰岩の路頭に群棲するが、適度な湿度のある場所を必要とするため、森林内や草原に散在するドリーネに発達した灌木林内に限定される。石灰岩の産業への利用や森林の開発、林床の攪乱などによる生息環境の悪化により、生息域、個体数が激減している。

形態

殻高約2mm、殻径約1.6mmの円錐形をした微小な陸貝である。 殻口は円形で歯があり、前方へ突き出るように曲がる。歯は、殻口の内唇に1歯、その奥に4歯、外唇内側に1歯、その奥に5〜6歯、軸唇に2〜3歯をもち、きわめて複雑である。殻は褐色〜黒褐色で、螺層は約5層。


分布  全国的な分布は、関東から西の本州、四国、九州の石灰岩地帯。中国地方では岡山、広島両県にまたがる阿哲地方と山口県。県内では、秋吉台を擁する美祢市、秋芳町、美東町と半田台をもつ福栄村、川上村、そして阿東町、旭村の小規模な石灰岩地帯。

生息状況 適度な湿気のある森林や、ブッシュ内の石灰岩表面に見られる。石灰岩表面に生える藻類を食べる。雨水による溶解によって形成された、岩石表面の空洞の中や表面に生えるコケ類の下で風雨を避けて生活している。近年、森林の攪乱等により石灰岩が日光や風にさらされ、岩戸表面が乾燥する傾向がある。このために、かつては多数の生貝を岩石表面で観察できたが、最近は生息個体数の減少が著しい。

参考文献

東1995, 環境省2002, 河本・田邊1956, 増野1989a, 1992c, 湊1986, 1988

  参考文献一覧へ
もどる
| ほ乳類 | 鳥類 | 両生類・は虫類 | 淡水産魚類 | 甲殻類 |
| その他動物 | 昆虫類・クモ類 | 陸・淡水産貝類 | 維管束植物 | コケ類 |

トップページ




本サイトの著作権は、山口県が所有します。
サイト上に掲載の画像・文章等の無断転載を禁じます。