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科名 キセルガイ科
和名 ヒロクチコギセル
学名 Reinia variegata(A. Adams)
山口県カテゴリー 絶滅危惧II類
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類
   
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萩市
(撮影:増野 和幸)

選択理由  殻高9mm、殻径3mmほどの小型のキセルガイ類。殻は薄質で淡褐色。関東地方以西の本州、伊豆諸島、四国、九州に分布し、いずれも海岸沿いに局所的に分布しています。中国地方で記録があるのは山口県のみで、その生息地は日本海に面した阿武町、萩市、下関市の神社叢などに局限されています。樹上性で、クスノキ、イスノキ、カエデなどの広葉樹の樹幹を好みますが、近年急激に個体数が減っているため、生息地周辺の森林開発には十分留意し、本種の生息可能な環境保全に努めることが大切です。

選択理由  全国的な分布はごく限られた場所で、海岸域に局限している。その中において山口県内の分布は、全国的にも貴重である。県内での生息地もごく限られており、個体数も少ない。過去10年ほどのうちに、観察できる個体数は激減し、生息が観察できる樹木数も限られてきている。

形態 殻高約9mm、殻径約3mm、小形薄質で、紡錘形をしている。細長く体層が最大幅となる。殻皮は淡い茶褐色で、やや透明な線条で包まれ、暗色の螺線がある。殻口は広卵形、唇縁は白くなり反転する。

分布  全国的な生息地は、宮城県以西の太平洋側、京都府、伊豆諸島、山口県、四国、九州の海岸部に点在する。中国地方では山口県のみに生息し、阿武町、萩市、下関市で観察される。いずれの場所でも、生息する個体数は極めて少ない。

生息状況 樹上性で、広葉樹の樹幹に生息する。クスノキ、イスノキ、カエデなどの樹幹を好む。複数個体で観察される機会は少なく、ほとんど1個体で単独に活動している。生息密度は小さく、1本の樹幹に2個体程度である。例えば萩市指月公園内のムクノキの樹幹には、10年ほど前には5個体程度が普通に観察されたが、現在では複数個体を見かけることは極めて稀になった。

参考文献 東1995, 環境省2002, 河上ほか1990, 河本・田邊1956, 湊1986, 1988, 1994, 湊・川名2002
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