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科名 ニッポンマイマイ科
和名 カワリダネビロウドマイマイ
学名 Nipponochloritis silvaticus Minato
山口県カテゴリー 絶滅危惧IB類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
   
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鹿野町
(撮影:藤原 廣治)

選択理由  ビロウドマイマイの一種で、この仲間は稀産である上に生きている成貝を採集することが極めてむずかしいことが知られています。殻皮上に細かい毛状の殻毛が密生しており、ビロウド様の木目の細かい殻表面をしています。殻高約9.4〜11.3mm、殻径約14〜19mmで低い螺塔をした、淡褐色から暗褐色をした薄くてもろい殻をしています。分布は極めて狭く、模式産地の山口県錦町寂地山のほかに、島根県三瓶山、広島県戸河内町で記録されています。県内では阿東町長門峡、萩市笠山、須佐町弥富、鹿野町莇ケ岳で採集されています。自然度の豊かな広葉樹林の落葉の堆積下や朽ちた倒木の樹皮や洞などでひっそりと生息しています。近年、生貝の観察の記録が聞かれていません。

選択理由  山口県錦町寂地山を模式産地として、1989年に湊宏によって記載された。ビロウドマイマイ類の一種。この仲間は稀産で、生きている成貝を採集することが極めてむずかしい。殻皮上に極めて細かい毛状体の殻毛が密生している点で、形態的にも珍しい山地性の陸貝である。山口県内での過去の産地は5地点と少なく、稀産である。森林の開発や林床の攪乱による生息環境の悪化により、個体数が減少している。

形態 殻高約9.4〜11.3mm、殻径約14〜19mm。殻は低い螺塔をもった圧縮された半球形で、薄く極めてもろい。殻表に極めて細かい毛状の殻毛が一定間隔で密生している。殻色は淡褐色から暗褐色を呈する。成殻においては、殻口内縁に白色の滑層をリング状に巡らす。本種は島根県西部の安蔵寺山の個体をもとに記載されたサイコクビロウドマイマイに酷似するが、生殖器に陰茎付属肢を欠くこと、さらに長い鞭状器をもつことで区別できる。

分布  分布は極めて狭く、山口県外では、島根県三瓶山、広島県戸河内町。山口県内では、模式産地の錦町寂地山のほか、阿東町長門峡、萩市笠山、須佐町弥富、鹿野町莇ケ岳からの記録がある。いずれの産地も個体数は少なく、萩市笠山を除いて中国山地の山間部にある。

生息状況 生息環境は、山間地で自然度の豊かな広葉樹林の落葉の堆積や朽ち木などの多い場所である。あまり湿気の多くない落葉の堆積した瓦礫の間隙や、朽ちた倒木の樹皮や洞などに、ひっそりと生息する。2〜3個体が集合して観察されることも稀にある。近年、県内では生貝の生息が報告されていない。

参考文献 福田ほか1990, 環境省2002, 増野2000a, 湊1989a, 岡村1997
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