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科名 ムシオイガイ科
和名 ヤサガタイトウムシオイガイ
学名 Chamalycaeus itonis shiotai Minato et Yano
山口県カテゴリー 絶滅危惧IB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類
   
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萩市
(撮影:増野 和幸)

選択理由  山口県萩市笠山を模式産地として記載された、イトウムシオイガイの亜種です。萩市笠山の個体群は、椿原生林の林床の整備により、記載当時に比べると極端に減少しています。殻高約2mm、殻径約5mm、4層で偏平な薄紅色をした微小巻き貝です。一般にイトウムシオイガイの仲間は、殻が珍奇に変形するのを特徴としていますが、本種は体層のくびれた部分の直後の螺管底面の膨れが弱く、殻口縁がほぼ円形で厚くなって反転しません。殻口背後には、紐状の呼吸管があり、蓋は薄い角質でできています。萩市笠山一帯に生息していますが、椿林のみならず笠山全体の開発と整備が進み、生息環境は悪化の一途をたどっています。

選択理由  山口県萩市笠山を模式産地として、1988年に湊 宏・矢野重文によって記載されたイトウムシオイガイの亜種である。萩市笠山の個体群は、椿原生林の林床の整備等により、生息環境が悪化し、激減している。

形態

殻高約2mm、殻径約5mm、螺層は4層。殻は偏平で薄紅色で、縦脈は顕著。体層の終わり近くは異常なほど成長をとげ、奇形のように深くやや広くくびれる。一般にイトウムシオイガイの仲間は、殻の形が珍奇に変形するのを特徴とするが、本種は体層のくびれた部分の直後の螺管底面の膨れが弱く、殻口縁がほぼ円形で厚くなり反転しない。殻口背後には、紐状の呼吸管がある。蓋は薄く、角質で円く同心形である。


分布  イトウムシオイガイの仲間は、中国地方を中心として生息している。分布は山口県内に限られ、萩市笠山一帯にのみ生息するとされていたが、最近の調査で、笠山沖合の肥島、阿武郡須佐町にも生息することが確認された。山口県固有亜種である。

生息状況 落葉広葉樹の林床で比較的湿気のある環境に生息する。模式産地の萩市笠山では、間隙の多い安山岩の上に堆積した椿の落葉下に観察される。近年、椿林の整備によって林内の奥まで日が差し込んで乾燥が進み、落葉の堆積も少なくなってきており、生息の確認が難しくなっている。

参考文献 環境省2002, 河上1990, 河本・田邊1956, 増野1992c, 1996, 増野・阿部2000, 湊・矢野1988, 湊ほか1994, 矢野・石川1994
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