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科名 シノブゴケ科
和名 イボエチャボシノブゴケ
学名 Thuidium contortulum (Mitt.) A. Jaeger
山口県カテゴリー 絶滅危惧I類
環境省カテゴリー
   
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秋芳町
(撮影:松井 茂生)

選択理由  アジアの熱帯〜亜熱帯に隔離分布する蘚で、日本では福岡県〜福島県までの常緑樹林下の石灰岩地に産しています。植物体は繊細で淡緑色、茎は2回羽状に枝を出しています。茎の毛葉は少なく、また短いです。茎葉は下部幅広く、先端は細く伸び、葉面に褶はなく、葉縁は全縁です。中肋は葉頂のかなり下で終わります。葉身細胞は楕円形〜不規則な卵形で、中央に1個のパピラがあります。雌雄同株(異苞)、よくさくをつけます。さく柄は長さ17mmくらいで上部に弱いパピラがあります。この点が同属のチャボシノブゴケと異なるところです。

選択理由  アジアの石灰岩地に隔離分布する蘚で、生育地が限定されており、開発により失われやすい種で貴重である。

形態 植物体は本属の中では繊細で淡緑色。茎は2回羽状に枝を出し、枝は長く伸びる。茎の毛葉は少なく短く1〜3細胞の長さでその先端は切形となる。茎葉は少なく、基部は心臓形で先端は細く伸び長さ0.45mmでしばしば反曲し、葉面に褶は無い。葉縁は全辺である。中肋は葉頂のかなり下で終わる。葉の中部の細胞は長方形または不定形で大きさ8〜12μmで、背面に1個の乳頭がある。枝葉は離れてつき卵形-長卵形で大きさ0.25×0.13mmで、葉細胞は輪郭不鮮明でしばしば中央背面に1個の乳頭が見られる。雌雄同株、異苞で、よくさくをつける(秋吉台では9月中旬以降)。さく柄は長さ17mmくらいで、上部に弱い乳頭があり、下部は平滑で赤褐色である。この点が同属のよく似たチャボシノブゴケと異なる。さくは長い卵形で傾いてつき大きさ1.2×0.7mm。胞子は径9〜12μmで表面は平滑である。

分布  日本では本州(福島県、岡山県、山口県)、九州(福岡県)に分布する。県内では秋芳町、美東町、川上村、阿東町から記録されている。国外では台湾、中国、フィリッピン、ニューギニア、インド、ヒマラヤ、パキスタンに分布する。

生育状況 湿った石灰岩上や地上に生育する。

文献  岩月 2001, Noguchi 1989, 渡辺 1992
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