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科名 イトヒバゴケ科
和名 カワブチゴケ
学名 Cyptodontopsis obtusifolia (Nog.) Nog.
山口県カテゴリー 絶滅危惧I類
環境省カテゴリー
   
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萩市
(撮影:塩見 隆行)

選択理由  県内各地の渓流で増水時、水に浸るネコヤナギ、キシツツジなどの低木の樹上に光沢のない暗緑色〜オリーブ色の塊をつくって生育しています。茎は長く伸び長さ20cm以上にもなります。葉は卵状楕円形で凹み先端は狭い円頭または鈍く尖ります。中肋は強くて葉頂近くで終わります。葉縁には細胞の突起による凹凸があります。葉身細胞は丸みのある六角形または不規則な方形で、表面に1個のパピラがあります。葉の基部の細胞は長くて平滑です。雌雄同株でよくさくをつけています。

選択理由  渓流域の小低木の樹上に生育する蘚で、環境の変化で容易に失われる種である。

形態 小低木の枝に着生垂下する蘚で、暗緑色-オリーブ色の房をつくる。茎は長さ20cm以上にもなり、不規則に枝分かれする。枝は横に広がり長さ3〜20mm、密に葉をつけ枝先はあまり尖らない。葉は乾くと枝に接し、卵状楕円形で凹み長さ1.5〜2.0mm、先端は狭い円頭または鈍く尖る。中肋は強くて葉頂近くで終わる。葉の縁には細胞の突起による凹凸がある。葉身細胞は円みのある六角形または不規則な方形で、長径7〜9μm、表面に1個の乳頭があり、膜はやや厚く、葉の基部の細胞は長くて平滑。雌雄同株。よくさくをつける。さくは茎の途中の短枝の上に並んでつく。雌苞葉は舌形、内側のものでは中肋が長く突出する。さく柄は非常に短く、楕円形のさくはほとんど苞葉の間に沈生する。蓋にはやや長い嘴がある。さく歯は1列、線形で黄色、表面は乳頭で被われる。帽は円錐形で表面に乳頭がある。胞子には乳頭が多く径19〜24μm。

分布  日本では本州(中部地方以西)、四国に分布する。県内では萩市、阿東町、徳地町、新南陽市、徳山市、岩国市から記録されている。国外では東南アジア(ラオス、ボルネオ、ニューギニア)に分布する。

生育状況 熱帯-暖帯域の渓流で、増水時に水に浸るキシツツジ、ネコヤナギなどの枝に着生して生育する。

文献  岩月・水谷 1972,1979, 岩月 2001, Noguchi 1989
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