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科名 ナワゴケ科
和名 カトウゴケ
学名 Palisadula katoi (Broth.) Z. Iwats.
山口県カテゴリー 絶滅危惧I類
環境省カテゴリー 絶滅危惧I類
   
   

選択理由  山地に生育する稀産の蘚で、個体数が非常に少なく、環境の変化にきわめて弱い。

形態 植物体は上部は黄褐色、下部は褐色である。茎は這い細長く伸びて密に枝を出し、葉をつける。枝は長さ3mmで先は鈍頭で、しばしばこん棒状となる。茎葉は密につき、長卵形で先は細く尖り曲がって大きさ3.0〜3.5×0.9〜1.0mmで基部は褐色である。葉縁はほとんど全縁。この点同属のキノクニキヌタゴケ(披針形)と異なる。葉縁はほとんど平滑である。枝葉は乾くと直角に開き、湿ると長卵形となる。葉の中部の細胞は線形で長さ40〜50×4.5〜6.0μmで膜は厚い。翼部の細胞は長方形-不定形で褐色、長さ12〜20μmで膜は非常に厚い。雌雄異株。さく柄の長さは9〜12mm、さくは短い円筒形で相称。胞子は大きさ20〜35μmで表面に乳頭がある。

分布  日本固有種。本州、四国、九州に分布する。県内では錦町(寂地山)からのみ記録される。

生育状況 温帯域の岩壁上に密なマットを形成し生育する。

文献  岩月・水谷 1972,1979, 岩月 2001, Noguchi 1989
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