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科名 ヒラゴケ科
和名 セイナンヒラゴケ
学名 Neckeropsis calcicola Nog.
山口県カテゴリー 絶滅危惧I類
環境省カテゴリー
   
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美東町
(撮影:塩見 隆行)

選択理由  石灰岩上に生育する非常に美しい蘚です。茎は長くはい、30cmに及ぶことがあります。葉は4列に扁平につき、形は舌形で、先端は角ばっています。葉面には著しい横じわがあります。中肋は細くて短く、葉を左右不同に分けています。葉身細胞は楕円形〜線形、厚壁でくびれがあります。雌雄異株でさくは非常に稀です。ときに非石灰岩上に見られることがあります。

選択理由  県内では石灰岩地にのみ産する、非常に美しい蘚であり採取されやすい。稀産種で個体数も少なく環境の変化で容易に失われる。

形態 茎は長く這い長さ20〜30cmにおよび所々で枝分かれする。葉を含めて幅5〜6mm。葉は4列に著しく扁平につき、舌形で長さ2.5〜3.0mm、先端は切頭で角張る。葉面には乾いた時も湿った時も著しい横しわがある。中肋は細くて短く、葉を左右不等に分ける。葉縁は基部で片側が内曲する。葉身細胞は楕円形-線形で長さ20〜40μm、膜は厚く途中にくびれがある。葉基部の細胞はより長く、膜も厚い。雌雄異株でさくは非常に稀。雌苞葉は楕円状の基部から短い披針形。さく柄は短く、さくとほぼ同長、長さ1.8〜2.0mm、さくは苞葉よりもわずかに外に出る。さくは卵状楕円形で直立、相称、蓋には嘴がある。胞子には細かい乳頭がある。

分布  日本固有種。本州、四国、九州、琉球に分布する。県内では美東町、秋芳町、川上村、福栄村、錦町から記録されている。

生育状況 主として石灰岩壁に生育するほか、稀に非石灰岩地-川上村(流紋岩)、錦町(古生層)、樹上に見られることがある。

文献  岩月・水谷 1972,1979, 岩月 2001, Noguchi 1989
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