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科名 シナノキ科
和名 マンシュウボダイジュ
学名 Tilia mandschurica Rupr. et Maxim.
山口県カテゴリー 絶滅危惧IA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧IA類
   
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錦町
(撮影:南 敦)

選択理由  落葉高木。葉は斜卵形で長さ10〜18cm、幅8〜15cm、7月ごろ淡黄色の花が多数開きます。果実は球形−扁球形で径8.5mm、灰褐色の短毛を密生します。品種のチュウゴクボダイジュは広島県にあり、果実に稜があってやや角ばり長い毛が多いです。朝鮮半島、中国(東北部)、ロシア(ウイリ−島)に主産する大陸系要素の植物で、日本では岡山県、広島県、山口県に分布し、いずれも高地の谷間などの冷涼地に生育しています。県内は錦町のみに記録され、県の自然記念物と錦町の天然記念物に指定され保護されています。

選択理由  朝鮮半島、中国東北部に主産する種類で、県内では生育地が1ヶ所と限定されており、個体数も少ないため県指定自然記念物になっている。

形態 落葉高木で、高さ20mくらいになる。葉は斜卵心形で長さ10〜18cm、幅8〜15cm、鋭尖頭、基部は斜心形、下面は灰白色の星状毛を密生する。7月ごろ集散花序を出し、淡黄色の花を7〜20個着け、へら形の苞葉がある。果実は球形-扁球形で径8.5mm、灰褐色の短毛を密生する。近似種として広島県にチュウゴクボダイジュがあり、この方は果実に稜がある。

分布  日本では本州(岡山県、広島県、山口県)からのみ知られる。県内では錦町に限られる。国外では朝鮮半島、中国(北部)、ロシア(ウスリー)に分布する。

生育状況 ミズナラ林域の谷すじにわずかに生育する。

文献  牧野「新日本」430. 北村「木本」I235. 佐竹「木本」II66. 大井「植物誌」1004. 岡「山口植物」388.
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