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科名 バラ科
和名 クロイチゴ
学名 Rubus mesogaeus Focke
山口県カテゴリー 絶滅危惧IA類
環境省カテゴリー
   
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錦町
(撮影:吉岡 龍太郎・南 敦)

選択理由  落葉小低木で、茎はつる状で硬いかぎ形のとげをもっていますが腺毛はありません。果実は初め紅く熟しますが、後に黒くなり、あまり美味ではありません。近縁種で温−暖帯域に広く分布するエビガライチゴは植物体に紅色の腺毛を密生し、果実は紅熟します。山間部など冷涼な地域の日当たりのよい場所でよく生育します。茎を伸ばし、先端が地に着くと発根して新個体をつくります。周辺の樹木が生長すると光を奪われて衰退します。日本では北海道、本州、四国、九州に分布し、県内では錦町のみの記録があります。国外ではロシア(千島)、朝鮮半島、中国、ヒマラヤに分布します。北方系で県内の生育地が1ヶ所と限定され、個体数もごく少数、隔離分布する遺存種で大変貴重です。

選択理由  北方系の種で、県内の生育地が1ヶ所と限定されており、個体数もごく少数である。温帯地域でも個体数が少なく、隔離分布する遺存種である。

形態 落葉小低木。茎はつる状で硬いかぎ形とげをもつが腺毛はない。果実ははじめ紅く熟するが後に黒くなり、あまり美味ではない。近縁種で温・暖帯域に広く分布するエビガライチゴは植物体に紅色の腺毛を密生し、果実は熟すると紅くなるが黒色とはならず、果実はやや美味である。

分布  日本では北海道、本州、四国、九州に分布する。県内では錦町からのみ知られる。国外では千島、朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤに分布する。

生育状況 森林伐採地など日当たりのよい場所でよく生育する。茎を伸ばし先端が地に着くと発根して新個体をつくる。周辺の樹木が生長すると光を奪われて衰退する。

文献  牧野「新日本」278. 北村「木本」II72. 佐竹「木本」I214. 大井「植物誌」853.
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