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科名 バラ科
和名 カワラサイコ
学名 Potentilla chinensis Ser.
山口県カテゴリー 絶滅危惧IA類
環境省カテゴリー
   
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田布施町
(撮影:南 敦)

選択理由  多年生草本。葉は羽状複生で、小葉の間には付属の小葉片をもちます。6〜10月に黄色の花を次々に開きます。近縁種のヒロハノカワラサイコは小葉の間に小葉片はなく、茎には白毛が多く、赤褐色の茎が白くみえます。日当たりがよく草の少ない河原、海岸の砂礫地等に生育します。草が多くなったり、草丈の高い草が侵入したりすると光を奪われ衰退します。日本では本州、四国、九州に分布し、県内では豊田町、山口市、田布施町、東和町などの記録があります。国外では朝鮮半島、中国、ロシア(アムール・ウスリー)に分布します。最近は適地がなくなりほとんど見られていません。

選択理由  県内では特定の生育地に限定されており、個体数もごく少数である。現在は河川開発や富栄養化、砂・礫地の減少、草地・高草地化でほとんど見られなくなっている。

形態 多年生草本。高さ30〜70cm。葉は羽状複葉で、小葉は狭く13〜27個、小葉の間には付属の小葉片をもつ。がく片の背面は有毛であるが緑色。茎は有毛であるが白毛は少なく赤褐色に見える。6〜10月に黄色の花を次々に開くが、稚苗は多くない。近縁種のヒロハノカワラサイコは根出葉の小葉は10個前後で中裂、裂片は広く、小葉の間に小葉片はなく、がく片の背面は白い綿毛で覆われ、茎は白毛が多く赤褐色の茎が白っぽく見える。

分布  日本では、本州、四国、九州に分布する。県内では豊浦町、山口市、田布施町、東和町から知られる。国外では朝鮮半島、中国、ロシア(アムール、ウスリー)、台湾に分布する。

生育状況 日当たりのよい河原、海浜の砂・礫地に生育する。

文献  牧野「新日本」286. 北村「草本」II134. 佐竹「草本」II180. 大井「植物誌」840. 岡「山口植物」331.
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