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科名 トタテグモ科
和名 キノボリトタテグモ
学名 Ummidia fragaria (Doenitz,1887)
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
   
   

選択理由  人里に分布する種であるが、開発による生息地の消失や生息環境の変化で全国的に個体数が減少している。

形態 体長はメス10〜11mm、オス6〜8mmで全体黒紫色。眼は頭部前方中央に集まる。上顎の牙の可動方向は上下、書肺の数は2対などハラフシグモ亜目(古蛛亜目)の特徴と、糸器の位置は腹端、腹部の環節は無いなどフツウクモ亜目(新蛛亜目)の特徴を合わせ持つ。生活の場を地中から樹上に移した種であり、上顎背面には穴を掘る為の器官であるまぐわが残っている。

分布  国内では本州(南部)、四国、九州、南西諸島に分布する。県内では、生息場所として最も良好と思われる神社林を中心に94箇所の調査を行った。その結果、古い住居や樹皮の削り痕は各地で観察されたが、生体が観察された場所と個体数は次のとおりである。下関市1、長門市1、徳山市2、美祢市1、豊北町2、日置町1、秋芳町1、須佐町1、山陽町4、福江村1。下関市や徳山市の観察場所は市内でも山間地にある神社であり、市街地では古い住居痕さえ確認されなかった。これらのうち、下関市小月と山陽町厚狭の間では、他の場所に比較すると、多くの場所で比較的多数の生体を観察する事ができた。

生息状況 空気の流れが穏やかな場所で、加えてあまり日が当たらずに、適度な湿度が保たれている古木の樹幹を生活の場としている。スギ、ヒノキ、イチョウ、モミ、サクラ、スダジイなどの樹皮をピーナッツ状に削り、入口に片開きの戸蓋があり、表面は樹皮や苔で偽装された袋状の住居をつくる。住居は樹の根元から2、3メートルの高さまで確認された。

参考文献  池田 1988, 八木沼 1986
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