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科名 ホラヒメグモ科
和名 オフクホラヒメグモ
学名 Nesticus akiyoshiensis ofuku Yaginuma,1977
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
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秋芳町
(撮影:増原 啓一)

選択理由  体長はメス、オスともに3.5〜6mm。体色は淡黄色、背甲中央に黒の縦条、腹部背面に対になった複数の斑紋が存在します。歩脚は淡黄色で薄い黒の環斑があり、体長の3倍以上です。ホラヒメグモ属は低温、多湿な地中の空間に生息します。洞窟では壁と壁、転石と洞床、転石と転石の隙間などで、崖錐では厚く堆積した岩礫の間の狭い空間に不規則な網を張って生活しています。成体は地中の深部より外気との境目付近に多く生息しています。県内では、厚東川と三隅川を結ぶ線より西に分布します。秋吉台の西の台では石灰岩洞窟に、他の場所では崖錐と呼ばれる岩礫の堆積地から採集されており、分布は局所的です。青海島にも分布します。県内最大の生息地である秋吉台西の台で、大規模な石灰岩採掘が実施され、本種の生息場所である洞窟などの地中空間が急速に消失しつつあります。

選択理由  県内最大の生息地である秋吉台西の台で、大規模な石灰岩採掘が実施され、本種の生息場所である洞窟などの地中空間が急速に消失しつつある。

形態 体長はメスオスともに3.5〜6mm。体色は淡黄色、背甲中央に黒の縦条、腹部背面に対になった複数の斑紋が存在する。歩脚は淡黄色で薄い黒の環斑がある。歩脚は体長の3倍以上。

分布  厚東川と三隅川を結ぶ線より西の県内に分布する。秋吉台西の台では石灰岩洞窟に、他の場所では崖錐と呼ばれる岩礫の堆積地から採集されており、分布は局所的である。青海島にも分布する。

生息状況 ホラヒメグモ属は低温、多湿な地中の空間に生息する。洞窟では壁と壁、転石と洞床、転石と転石の隙間などで、崖錐では厚く堆積した岩礫の間の狭い空間に不規則網を張って生活している。成体は地中の深部より外気との境目付近に多い。

近似種 現在の本種の分布域に隣接して、秋吉台東の台から東側の地域にアキヨシホラヒメグモ (N. akiyoshiensis akiyoshiensis )が分布している。メス生殖器での判別は困難であるが、オス触肢小杯葉の形態で明瞭に区別できる。

学術的価値 秋芳町岩永台の姥ケ穴をタイプロカリティとする。ホラヒメグモ属は生息条件が限定されている為に、国内でも地域毎の種分化が著しいクモ類である。県内では、秋吉台を2分する厚東川を境に西にオフクホラヒメグモ、東にアキヨシホラヒメグモとその変異群が分布している。オフクホラヒメグモに最も近似なタイプは島根県の南部に分布しており、このタイプは別の中間型を経て広島県、島根県に分布するアキホラヒメグモ(Nesticus akiensis )とその変異群に関連性がうかがえる。本種は、中国地方のホラヒメグモ属の種分化を考えるうえで重要な種である。

参考文献  八木沼 1977, 増原 1990, 1991
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