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科名 コガネムシ科
和名 ダイコクコガネ
学名 Copris ochus Motschulsky, 1860
山口県カテゴリー 絶滅危惧II類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
   
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美東町
(撮影:後藤 和夫)

選択理由  体長は20〜28mm。黒色で光沢は鈍く、オスの頭部には後方に反った1本の大きな角を持ち、前胸背にも爪状の突起がある特異な型をした食糞性のコガネムシです。主に山間部や島嶼の放牧地の牛糞に依存して生息します。地下20〜30cmに育児室を作り、数個の糞球を運び産卵します。本種は生態的に牧畜業の衰退に左右され、全国的に減少傾向にあります。山口県では大規模の牧場に乏しく、1970年〜1980年代に秋吉台、岩永台に多産しましたが、近年は減少しています。他には豊北町で1例の採集記録があるのみです。

選択理由  本種は生態的に牧畜業の盛衰に左右され、全国的に減少傾向にある。県内では大規模の牧場に乏しく、秋吉台と岩永台以外では確かな記録がない。他に豊北町角島で1例の採集記録があるのみである。

形態 体長20〜28mm。黒色で光沢は鈍く、口器の一部と触覚、腹面の毛などは赤褐色。オスの頭部には後方に反った1本の大きな角を持ち、前胸背にも爪状の突起があるが、小型のものでは目立たない。メスは頭部や胸に横長の瘤状隆起と一対のくぼみがある。前種ゴホンダコクは小型で角の形状が異なる。島根、広島県の高地牧場などには本種に似たミヤマダイコク(C.pecuarius)を産するが、県内では未記録である。

分布  北海道、本州、佐渡、伊豆大島、同三宅島、同式根島、四国、九州、壱岐、対馬、大隅半島のほか、国外ではシベリア東部、モンゴル、中国、朝鮮半島、済州島に生息する。県内では1970〜1980年代に秋吉台、岩永台に多産したが近年減少した。角島で1989年10月10日に1オスが記録されている。

生息状況 主に山間部や島嶼の放牧地の獣糞に依存して生息する。灯火にも飛来する。地下20〜30cmに育児室を作り、数個の糞球を運び産卵する。秋吉台では、近年、放牧牛数の減少に伴って本種の個体数も減少の傾向を示している。さらに、最近の多頭飼育による飼料の変化で、液体状の軟便が増えたことも減少の一因として注目されている。

参考文献  平嶋 1989, 上野ほか 1985, 中根ほか 1965, 益本 1973, 山口県立山口博物館 1988, 盛口 1998, 春沢 1998, 比婆科学教育振興会 1997, 高橋・淀江 1996,
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