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オオルリハムシ
(シロネハムシ)
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科名 ハムシ科
和名 オオルリハムシ
(シロネハムシ)
学名 Chrysolina virgata (Motschulsky, 1860)
山口県カテゴリー 絶滅危惧IB類
環境省カテゴリー 情報不足
   
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阿武町
(撮影:大木 克行)

選択理由  大陸系の種で、体長11〜15mm。体背面は金緑色で上翅中央に幅広い赤銅色の縦帯があります。国内では青森を北限とし、関東、中部、近畿、中国の各地と佐渡に局所的に分布しており、山口県が西限地です。県内では絶滅したものと思われていましたが、1999年に阿武町と旭村の2ヶ所でほぼ30年ぶりに新産地が確認されました。県内でみられる個体は金緑色の原型がほとんどですが、赤褐色型も交じっています。生息地は、山間部の池の周辺の小規模な湿地帯で、シロネ又はヒメシロネを食草として、極く狭い範囲に発生しています。7〜9月初旬に食草の上や付近のススキの葉などに止まっているのが多く見られます。

選択理由  大陸系の種で山口県が国内の分布西限地。県内の生息地は現在2カ所に限られており、生息範囲が池畔や湿地などの狭い範囲に限定される。また、両生息地とも近くを車道が通っており、環境の急変が危惧される。

形態 体長11〜15mm。体背面は金緑色で上翅中央に幅広い赤銅色の縦帯を有する。色彩変異が見られ、県内では金緑色の原型がほとんだが赤褐色型も交じっている。同属のヨモギハムシ(C.aurichalcea)、ハッカハムシ(C.exanthematica)とは、型の大きさと体色で区別できる。

分布  日本では青森を北限として関東、中部、近畿、中国の各地と佐渡に局所的に分布する。国外ではシベリア東部、中国北部、朝鮮半島、済州島が知られている。県内では萩市(1965年)とむつみ村(1970年)での古い記録のみで、絶滅したものと思われていたが、1999年に阿武町と旭村の2カ所でほぼ30年ぶりに新産地が発見され、県内の生息が再確認された。

生息状況 県内の生息地は山間部の池の周辺の小規模な湿地帯で、シロネまたはヒメシロネを食草として、極く狭い範囲に発生している。7〜9月初旬に食草の上や付近のススキの葉などに止まっていることが多く採集は容易である。食草は豊富でありながら本種がまったく認められない場合もかなりあり、発生には食草以外に何らかの条件があるように思われる。旭村の生息地は定期的に下草が刈られており、食草が打撃を受けている。阿武町の生息地はさらに厳しく池の一角はコンクリート護岸化されており、今後生息地一帯に及べば絶滅は免れず、現状の自然状態の保全策が必要である。

参考文献  平嶋 1989, 木元・滝沢 1994, 木元 1985, 三好 1965b,1966, 田中 2000a, 田中ほか 1999, 福田 1975
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