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科名 カササギヒタキ科
和名 サンコウチョウ
学名 Terpsiphone atrocaudata (Eyton, 1839)
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
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美川町
(撮影:弘中 毅)

選択理由  全長オス約455mm、メス約175mm。オスは頭部が紫黒色で冠羽があり、背は赤紫色で著しく長く黒い尾をもちます。メスは頭部が黒色で短い冠羽があり、背は赤褐色です。どちらも腹は白色で、目の周囲は青色です。若鳥のオスは尾が長くありません。日本には主に夏鳥として4月下旬〜5月下旬に渡来し、8月下旬〜9月下旬まで留まります。琉球では冬残るものもあります。本州、四国、九州、対馬、屋久島で繁殖します。低山帯の落葉広葉樹の森林、スギ・ヒノキなどの人工造林、雑木林、市街地の神社や公園の林などに生息し、比較的薄暗い林に多い。オスはチーチョホイ、ホイホイホイと口笛のような声でさえずり、ギッギッと地鳴きします。山口県内では個体数が多くなく、全国的に減少傾向が顕著です。原因は国内よりも、越冬地である東南アジアなどの大規模な森林伐採などの環境破壊が一因と思われます。

選択理由  山口県の夏鳥の減少傾向について、日本野鳥の会山口県支部主催の探鳥会の出現種リストを中心に分析した結果から、期間別出現率が10%以上減少した留鳥は3種、夏鳥は7種であったが、サンコウチョウも減少の著しい種に含まれている。さらに環境庁が行った生物多様性調査の中間報告でもサンコウチョウが減少していると指摘している。但し、1990年に行った山口県版鳥類繁殖地図調査では、繁殖ランクa、b(繁殖している。繁殖の可能性がある)は、aランク0メッシュ、bランク9メッシュであったが、今回の関連調査では、繁殖ランクa2メッシュ、ランクb34メッシュと増加しており結果が一致していない。

形態 全長はオス約455mm、メス約175mm。オスは頭部が紫黒色で冠羽があり、背は赤紫色で著しく長く黒い尾をもつ。メスは頭部が黒色で短い冠羽があり、背は赤褐色である。どちらも腹は白色で、目の周囲は青色である。若鳥のオスは尾が長くない。

分布  日本、済州島、バタン島で繁殖し、冬は中国南部、インドシナ半島、マレー半島、スマトラ島などに移動するものもある。日本には主に夏鳥として渡来するが、琉球では冬残るものもある。繁殖記録があるのは本州、四国、九州、対馬、屋久島、北部琉球、中部琉球、南部琉球である。この他に北海道、佐渡、隠岐、男女群島、伊豆諸島などで生息記録がある。

生息状況 夏鳥として4月下旬〜5月下旬に日本に渡来し、8月下旬〜9月下旬までのあいだ留まる。低山帯の落葉広葉樹の森林、スギ・ヒノキなどの人工造林、雑木林、市街地の神社や公園の林などに生息する。比較的薄暗い林に多い。オスはチーチョホイ、ホイホイホイと口笛のような声でさえずり、ギッギッと地鳴きする。メスもオスに似た声でさえずる。番で生活し、強いテリトリー性を示す。ナラ、エゴノキ、ハンノキ、ミズキ、ホオノキ、スギ、ヒノキなどの周囲に葉のない小枝の、またの部分に営巣する。高さは地上1.5〜15m位である。巣は樹皮、羽毛、蘚類などを主材とし、クモの糸で固定した上にウメノキゴケを付着させたもので、逆円錐形をしている。産卵期は5月下旬〜7月下旬で、1腹卵数は4個のことが多い。卵は白色または淡紅色で、赤褐色、淡灰青色の小斑が散在するが、斑点の量は多くない。雛は産卵後12〜14日位でふ化し、更に8〜12日位で巣立つ。

減少原因 山口県内の山林はスギ・ヒノキなどの植林による針葉樹林化が進んでいるが、サンコウチョウは雑木林や落葉樹林で観察されるほか、比較的壮齢のスギ・ヒノキ林でも観察される。このことから本種の減少の原因は国内よりも、越冬地である東南アジアなどの大規模な森林伐採などの環境破壊が一因と思われる。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990, 環境庁 1991,1998, 環境庁自然保護局生物多様性センター 1999, 小林・原田 2000, 保井 1990, 水口 1990, 小林・小川 1995, 山口県野生生物保全対策検討委員会 1995
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