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科名 サンショウクイ科
和名 サンショウクイ
学名 Pericrocotus divaricatus (Raffles, 1822)
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類
   
   

選択理由  1990年に行った山口県版鳥類繁殖地図調査では、繁殖ランクb,c(繁殖の可能性がある、生息を確認したが繁殖については何ともいえない)は、bランク5メッシュ、cランク4メッシュであったが、今回の関連調査では、繁殖ランクbが5メッシュ、cランクが3メッシュと微減した。環境庁が行った生物多様性調査の中間報告では、本種を第2回基礎調査に比較して、繁殖記録が1/2以下に激減したと指摘している。

形態 全長約200mm。体は細く、尾が長いスタイルのよい鳥で、一見セキレイ類に似、大きさもセキレイ大であるが、体を垂直にしており、地上にはほとんど降りない樹上性の鳥である。オスの額から頭部は白く、後頭、後頸、過眼線は黒い。背、肩羽、腰、上尾筒は青灰色で腰はやや淡色。尾は黒色でやや灰色を帯び外側尾羽は白い。下面全体は白色で脇は灰色を帯びる。翼は黒色で、三列風切の羽縁は灰色、風切の基部は白く、飛翔中は翼の白帯が目立つ。嘴は黒く、足は黒褐色。メスは後頭から後頸は灰色。

分布  ウスリー地方、中国東北地区、朝鮮半島、日本に分布し、冬はインドシナ半島、インドネシア、フィリピンなどに渡る。日本では夏鳥または留鳥(琉球)である。繁殖記録があるのは本州、四国、佐渡、北部琉球、中部琉球、南部琉球である。その他に北海道、九州、対馬、屋久島、種子島、伊豆諸島などで生息記録がある。

生息状況 日本には本州以南に夏鳥として渡来し、山地に主に生息するが、平野部でも見られる。高い木のある広葉樹林に多く、高空をよく飛ぶ。木の枝先で昆虫やクモなどを捕らえて食べる。高い所を波状に飛翔しながらヒリリッ、ヒリヒリッまたはシリシリン、シリシリンなどと聞こえる声で鳴く。繁殖期は5〜7月頃、普通地上10m以上の大きな樹の横枝に、イネ科植物の枯れ茎、細い枝、スギやヒノキの樹皮を細かくしたものを用いて浅いコップ状の巣を作る。巣の外側にはウメノキゴケなどをクモの糸で貼り付け、一見木のこぶのように見える。1腹卵数は4〜5個。卵は青灰色の地に、暗褐色や灰色の斑点がある。

減少原因 サンショウクイは雑木林や落葉樹林で観察されることが多いが、このような環境が伐採による減少、スギ・ヒノキなどの植林による針葉樹林化など環境変化によって減少している。また、越冬地である東南アジアや中継地の大規模な森林伐採などの環境破壊も一因と考えられる。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990, 環境庁 1991,1998, 環境庁自然保護局生物多様性センター 1999, 樋口・森下・宮崎 1999
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