> 鳥類 トップページ
 ヨタカ ほ乳類鳥類両生類・は虫類淡水産魚類甲殻類その他動物昆虫類・クモ類陸・淡水産貝類維管束植物コケ植物

| トップページ | RDBとは | 刊行にあたって | 野生生物目録 | RDBカテゴリー | 詳細検索 | 地図情報 |
もどる
科名 ヨタカ科
和名 ヨタカ
学名 Caprimulgus indicus Latham, 1790
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
  画像をクリックすると拡大表示されます
クリックすると別ウィンドウで拡大表示
萩市
(撮影:小林 繁樹)

選択理由  山口県の夏鳥の減少傾向について、日本野鳥の会山口県支部主催の探鳥会の出現種リストを中心に分析した結果から、期間別出現率が10%以上減少した留鳥はクマタカ、ヤマセミ、オオアカゲラの3種、夏鳥で減少したのは、サシバ、コアジサシ、コノハズク、アカショウビン、イワツバメ、アオバズク、ヨタカ、クロツグミ、サンコウチョウの9種で、アカショウビン、イワツバメを除いていずれの種も期間別出現率が10%以上の割合で減少していた。この中でヨタカも減少に著しい種に含まれている。また、1990年に行った山口県版鳥類繁殖地図調査では、繁殖ランクa,b(繁殖確認および繁殖の可能性がある)は、bランク10メッシュであったが、今回の関連調査で、は繁殖ランクbが5メッシュと半減している。さらに環境庁が行った生物多様性調査の中間報告も、ヨタカの減少が著しいことを指摘している。

形態 全長約290mm。大きくて平たい頭、小さいが広く開く嘴、細長い翼と長めの尾をもった中型の鳥。嘴の根元には固い毛がある。足は短い。頭上から脊は灰色で細かい黒い虫食い状斑があり、肩羽は灰白色、大雨覆、中雨覆、三列風切は灰白色で黒色と橙褐色の複雑な斑紋がある。風切は橙褐色で黒い横斑がある。尾は灰褐色で黒い横斑がある。オスでは喉、頬の下、初列風切の先、外側尾羽に白色部があり、メスでは外側尾羽の白色部はなくて、翼、喉の白色部は小さい。

分布  ウスリー地方、アムール地方、トランスバイカリア地方、モンゴル東部、中国東北地区、朝鮮半島、日本、中国、インドシナ、インド、スリランカなどで繁殖し、北方のものは冬、南へ移動する。日本には夏鳥として飛来する。繁殖記録があるのは北海道、本州、四国、九州である。この他に佐渡、対馬、伊豆諸島、小笠原群島、硫黄列島、南部琉球、大東群島などで生息記録がある。

生息状況 夏鳥として、全国の主に標高2,000m以下の山地帯へ渡来する。生息環境は、草原や灌木の散在するような落葉広葉樹や針葉樹の森林である。採餌は夕方から夜にかけて行い、主にガ、コガネムシ、カ、トビケラなどの昆虫類を捕獲する。鳴き声はキョ、キョ、キョ・・・と単調な連続音で、夕方から夜にかけてと、明け方によく鳴く。営巣は草原や疎林中の地上で行い、特に巣らしいものは作らず、地上に直接産卵し、抱卵する。その際体色が地上の枯れ葉に酷似し、保護色となる。産卵期は5〜8月で、6月頃がその最盛期である。灰白色の地に灰褐色などの斑点のある卵を2卵産む。19日位でふ化し、その後6日位同所に留まる。

減少原因 天然林の減少とスギ、ヒノキなどへの人工林化による繁殖、生息環境の悪化や、越冬地である東南アジアの経済発展にともなう大規模な森林伐採によって環境が悪化していることが原因と思われる。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990, 環境庁 1991,1998, 環境庁自然保護局生物多様性センター 1999, 山本・脊戸 1997
  参考文献一覧へ
もどる
| ほ乳類 | 鳥類 | 両生類・は虫類 | 淡水産魚類 | 甲殻類 |
| その他動物 | 昆虫類・クモ類 | 陸・淡水産貝類 | 維管束植物 | コケ類 |

トップページ




本サイトの著作権は、山口県が所有します。
サイト上に掲載の画像・文章等の無断転載を禁じます。