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科名 フクロウ科
和名 オオコノハズク
学名 Otus lempiji (Horsfield, 1821)
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
   

選択理由  本種は大木のある森林に生息するが少ない。山口県内ではわずかな観察例しかなかったが、最近鹿野町で巣箱内営巣が4年連続して確認された。個体数が少ないことから営巣地の環境破壊などで繁殖が阻害されれば、容易に個体数が減少することが予想され、生息基盤が脆弱である。

形態 全長約245mm。頭部から背面、肩羽、腰、上尾筒は黒褐色で、黒色や灰白色の細かい斑紋が複雑に入っている。翼は暗褐色で、褐色味を帯びた白色の横縞が多数ある。頭部には長くて大きな耳羽があり、直立している。後頸には、赤褐色を帯びた白色の頸輪がある。尾は暗褐色で、不鮮明な暗褐色の幅の広い横帯が多数ある。顔面は赤褐色で、黒色と褐白色との斑点がある。胸から腹、脇は暗褐色で、黒色の縦すじ斑が多数ある。虹彩は橙色で嘴は灰黒色。ふ蹠、趾ともに羽毛が生えている。

分布  ウスリー地方、中国東北地区、サハリン、日本、台湾、中国、インド、インドシナ半島、フィリピン、スンダ列島などで繁殖し、多くは留鳥であるが、一部は冬、移動する。日本では留鳥として全国に生息するが、北地のものは冬、暖地に移動する。繁殖記録があるのは北海道、本州、四国、九州、佐渡、対馬、伊豆諸島である。他に五島列島、中部琉球、南部琉球などで生息記録がある。

生息状況 夏期は標高500〜1,000m位の山地のスギ、ヒノキなどの針葉樹の密生したところに生息し、秋期から冬期は平地や低山部の森や林に漂行する。通常、森林内に生息し、昼間は樹間に静止し、夕方から夜間にかけて行動し、メジロ、カワラヒワ、スズメなどの小鳥類やネズミ類、モグラなどを好んで餌とし、カエルやカニ、昆虫類、クモも食べる。営巣は、巨木の樹洞を主に利用し、時に建築物の軒なども利用することがある。産卵期は5〜6月頃で、斑紋のない純白の卵を4〜5個産む。鳴き声はポッポッポッ、又はホッホッホッという低い音で鳴く。キュリーという声も出す。夕方から朝方にかけて鳴く。

減少原因 営巣に適した樹洞のある巨木がある森林の減少が考えられる。最近、鹿野町の標高 600m位の山地でスギ林に巣箱をかけたところ、4年連続で営巣が確認された。また広島県ではブッポウソウのために電柱に架設した巣箱で、オオコノハズクが営巣した例が報告されており、本種の保護のため巣箱を架設することが有効と思われる。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1976,1990, 環境庁1988, 1991, 1998, 小林・深町・藤井 1999,2000, 小林・深町・藤井・菱川 2000, 小林・小川 1995, 山口県野生生物保全対策検討委員会 1995, 飯田 2001
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