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科名 カモメ科
和名 ウミネコ
学名 Larus crassirostris Vieillot, 1818
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
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岩国市
(撮影:弘中 毅)

選択理由  従来山口県では瀬戸内側、響灘側、日本海側の沿岸部で繁殖期にも生息記録があるものの、繁殖に関する観察記録は得られていなかった。ところが最近、日本海側の島嶼で繁殖が相次いで確認された。しかしながらコロニーの規模は小さく繁殖基盤が脆弱である。

形態 全長約465mm、翼開長約1,200mm。中型のカモメ。背、肩羽、翼の上面は青灰黒色、外側初列風切の先端は黒く、白い小斑点がある個体もいる。内側初列風切と次列風切の先は白い。尾は白くて先端近くに黒帯がある。体の他の部分は白色。目の縁は赤い。嘴は濃黄色で先端に赤と黒の斑がある。足は緑黄色又は黄色。冬羽では頭部に褐色の斑点が生ずる。幼鳥は体が濃い褐色で、額、目先、喉、尾の基部は淡色。初列風切は黒い。嘴は先端が黒く、基部は肉色。足も肉色。

分布  日本、朝鮮半島、中国の沿岸部で繁殖し、冬はやや南に南下するものもある。日本では留鳥として1年中見られる。北海道から九州までの各地に集団繁殖地がある。集団繁殖地としては北海道天売島、青森県蕪島、岩手県三貫島、島根県経島、鹿児島県甑島などが知られている。繁殖は北海道、本州、九州のほか舳倉島、男女群島、伊豆諸島で記録がある。四国、佐渡、隠岐、対馬、小笠原群島、中部琉球、南部琉球でも生息記録がある。

生息状況 日本周辺の島で繁殖する最も普通のカモメで個体数も多い。海岸、海上、水田などで魚、両生類、イカ、昆虫などを食べる。ミャーオ、ミャーオあるいはニアオー、ニアオーとネコのような声で鳴く。沿岸の島の岩礁、草原などで集団で繁殖する。繁殖期は3月〜8月。小枝や枯れ枝を集めて巣を作り2〜3個、稀に4個の卵を産む。卵は緑褐色、淡灰褐色、淡青緑色などの地に、暗褐色の斑点と灰色の斑点がある。オスメスとも抱卵し、抱卵日数は24〜25日。雛は約40日で巣立ちする。晩夏から早春にかけては本州以南の海岸、河口、港湾などに多い。

減少原因 本種は最近県内での繁殖が確認されたが、繁殖は日本海側の島嶼や断崖などであり、抱卵や雛が確認されてはいるものの巣立ちまで至った例は報告されていない。原因としてはコロニーが小規模のため害敵であるカラス類などに雛や卵を捕獲されたり、磯釣りなどでこれらの場所に人が気づかずに入り、結果的に繁殖環境を脅かしている可能性もある。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990, 環境庁 1988,1991,1998, 環境庁自然保護局生物多様性センター 1999, 小林 1999
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