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科名 タマシギ科
和名 タマシギ
学名 Rostratula benghalensis (Linnaeus, 1758)
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
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岩国市
(撮影:秋本 裕寿)

選択理由  全長235mm、オスよりメスの方が派手な色彩でオスが少し大きい。オスはクリーム色の頭央線、顔から胸は灰褐色の斑があります。目の周りは白く、メスの顔は黒褐色で喉から胸は赤褐色、嘴は緑青色で先は赤い。アジア、ヨーロッパ、アフリカなど温熱帯に広く分布します。日本では留鳥であり各地で繁殖します。オスが抱卵、育雛を行い一妻多夫の繁殖習性をもっています。開発による湿地の減少や農業形態の変化によって生息環境が狭められています。

選択理由  1990年に行った山口県版鳥類繁殖地図調査では繁殖ランクa,b(繁殖確認および繁殖の可能性がある)はaランク5メッシュ、bランク4メッシュであったが、今回の関連調査では繁殖ランクaが6メッシュ、繁殖ランクbが1メッシュと減少傾向にある。また、環境庁が行った生物多様性調査の中間報告でも、タマシギが農業形態の変化に伴い減少していることが指摘されている。

形態 全長約235mm。オスよりメスの方が美しい色彩をしており、メスの方がオスより少し大きい。オスは頭央線はクリーム色、顔から胸は灰褐色で細かい褐色の斑があり、目の周りは白い。背は灰黒褐色で黒と白の横縞があり、肩はクリーム色の線がある。腹部は白く、その白色部は白い線となって胸側に達している。翼は黒くて白とクリーム色の円斑が並んでいる。嘴は緑青色で先半分は赤い。メスの顔は黒褐色で喉から胸は赤褐色、翼は黒褐色で雨覆には黒い細かな横縞があり、風切にはクリーム色の円斑がある。幼鳥はオスに似ている。

分布  アフリカ、インド、オーストラリアから日本にかけて、アジア、アフリカ、ヨーロッパの温熱帯に広く分布する。日本では本州中部から九州にかけて繁殖し、大部分の所では留鳥である。繁殖記録があるのは本州、四国、九州である。対馬、種子島、北部琉球、南部琉球でも生息記録がある。

生息状況 オスが抱卵、育雛を行い、1妻多夫という繁殖習性をもっている。メスはコーコーコーと連続して遠くから聞こえる声で夕方から夜にかけてよく鳴く。蓮沼、水田、沼沢、ヨシ原などに営巣し、水辺の草むら、稲株のくぼみなどに皿形の巣を作り、産座にはイネ科植物の葉、茎などを敷く。巣はオスが主に作り、メスも手伝うことがある。巣が出来て交尾、産卵が終了すると、メスは次のオスを求めて移動する。産卵期は4〜7月で、稀に10月の例もある。卵は通常4個で3〜6個の場合もある。卵の色は黄灰色で、黒褐色の粗大斑と淡紫色の斑点が全面にある。餌は主に動物質でミミズや昆虫類の他、イネ科植物の種子なども食べる。

減少原因 本種はハス沼、水田、沼沢、ヨシ原などに営巣するが、こうした場所は開発目的で埋め立てられたりして消失することが多く、餌資源となる動物も同時に追いつめられている。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990,1994, 環境庁 1988,1991,1998, 環境庁自然保護局生物多様性センター 1999, 弘中 1990, 川本・澤田 1994, 小林 1999
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