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科名 キジ科
和名 ウズラ
学名 Coturnix japonica Temminck & Schlegel, 1849
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 情報不足
   
   

選択理由  本種は草原に生息し、人や猟犬などに対し、じっと潜伏し、あるいは直線的に飛んでから地上を走って潜伏するなど見つけにくいためか、山口県内では生息記録はわずかである。また生息環境の草原や原野といった場所は開発圧力の最も高い場所であり、生息基盤が脆弱である。

形態 全長約200mm。体は丸みを帯びて尾が短い。オスの夏羽では、頭上、後頭は赤錆色の内縁と灰色の外縁があり、クリーム白色の頭央線がある。眼先、耳羽、頬、喉は赤褐色で、クリーム白色の眉斑がある。体上面は全体に赤錆色でクリーム色、黒色、褐色、白色などの細かな斑がある。下面は灰褐色からクリーム色で白色の縦斑がある。メスは喉が白色でクリーム色の縁がある。

分布  ヨーロッパ中南部、シベリア中部、中央アジア、インド北部、モンゴル、中国東北地区、中国北部、ウスリー地方、サハリン、日本、アフリカ北部及び南部、マダガスカル島などで繁殖し、北部のものは冬、南へ移動する。日本には主に、本州中部以北で繁殖し、冬は本州中部以南にみられる。繁殖記録のある地域は北海道、本州で、稀に九州南部や対馬でも繁殖例がある。その他に四国、佐渡、五島列島、屋久島、種子島、伊豆諸島、北部琉球、南部琉球などで生息記録がある。

生息状況 北海道の平地、原野など、本州中部以北の高原や草原に夏鳥として渡来する他、冬は暖地の草原に冬鳥として渡来する。生息環境は平地、海岸、高原などの草原、原野で、冬は水田、河川敷などに小群又は大群をなしている。草陰にいるため姿を見にくい。敵が近づくと地上に伏せて、じっと動かずにいて、いよいよ近づくと足元から飛び立ち、地上近くを直線的に飛び、滑翔してから草の中に降りる。プルルルという翼音がする。繁殖期にオスはクックルクーと地味だが良い声で鳴く。餌は植物質ではイネ科などの種子が多く、昆虫、クモ類などの動物質も食べる。巣は低木林、藪の中などの草の根元などにあり、地面を浅く凹ませて作る。産座は枯れ草を少し敷き外径10cmほどである。繁殖期には1夫1妻で、産卵は5月下旬〜9月上旬までである。卵は淡黄灰色に、暗褐色の大小の斑点が散在する。1腹卵数は7〜12個。抱卵はメスのみが行い、ふ化日数は16〜21日。雛は早成性である。

減少原因 本種の生息環境の草原や原野といった場所は開発圧力の最も高い場所であり、生息基盤が脆弱である。特に海岸部のヨシ原やそれに隣接する乾性草地は宅地や工業・商業用地のために開発されほとんど認めることが出来ないほど減少している。これらの多様な環境を保全する様な方策を検討する必要がある。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990, 環境庁 1988, 1991, 1998, 日本鳥類保護連盟 1988, 山口県野生生物保全対策検討委員会 1995
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