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科名 カモ科
和名 オシドリ
学名 Aix galericulata (Linnaeus, 1758)
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
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宇部市
(撮影:小川 孝生)

選択理由  全長約475mmの小型のカモです。オスの繁殖羽は色鮮やかで後頭部の冠羽や翼にある銀杏羽が特徴的でよく知られていますが、メスは上面灰褐色で胸から脇、腹にかけて灰白色の斑紋があります。嘴は赤黒色。オスの非繁殖期の羽色はメスに似ていますが嘴は赤い。主に本州中部以北で繁殖しますが、山口県でも北部で少数が繁殖します。多くは漂鳥または冬鳥としてダム湖などに飛来します。宇部市の小野湖は日本でも有数の越冬地となっています。雑食性ですが主に木の実(ドングリ類)を食べます。生息地である湖沼は開発やレジャーなどによる人為攪乱が起こっています。

選択理由  本種の越冬期の飛来数としては、日本国内でも有数の宇部市小野湖をはじめ生見川ダム、豊田湖、阿武川ダムなどに主に生息する。また繁殖期には主に北日本に分布し、繁殖記録も中部以北から北海道に多いが、山口県内では少数が山間の池や巣箱などで繁殖する事が知られている。

形態 全長475mm。オスの繁殖羽は色彩豊かで、特に橙色の銀杏羽(三列風切内側)がよく目立つ。メスは上面暗褐色で、目の周りの白が、後頬に延びている。胸は暗褐色で白斑がある。嘴は黒で基部が白い。オスの非繁殖期の羽色は、銀杏羽を欠き、メスに似るが嘴は赤い。

分布  ウスリー地方から中国、日本などで繁殖し、冬は南に移動するものもある。日本では北海道、本州、九州で繁殖し、留鳥または漂鳥。記録のある地域は上記の他、四国、佐渡、隠岐、対馬、種子島、伊豆諸島、北部琉球、中部琉球、大東群島などである。

生息状況 生息地は河川、山の湖、渓流、池などで、森林の発達したところに多い。海岸には冬期、稀に現れるだけである。秋から冬、稀にコガモに混じって水田で採食することもあるが、オシドリのみで群れることが多い。食物は雑食性であるが、主に植物質でドングリなどの堅果を好む。時にカタツムリや昆虫なども食べる。繁殖期は4〜7月。水辺又は森林の地上、10m以上の樹洞に営巣する事が多い。稀には人工構造物を利用するもあり、巣箱をしばしば利用する。1夫1妻性で樹洞内には枯れ草や綿羽を敷いて、産座とする。卵は楕円形で帯黄白色。1腹卵数は9〜12個。稀に14個。1日に1卵を産み、ふ化には28〜30日を要し、抱卵は、初卵からメスによって行われる。雛は早成性で、かえって間もなく巣穴から地上に飛び下り、メスに連れられて水辺に達する。雛は40〜50日程、メス親の世話を受けてから独立する。

減少原因 県内の主要な生息環境である上記のほとんどのダム湖では、近年、エンジン付きボートを乗り入れ、オシドリのいる入り江などにまで侵入する事によって、驚いた群れが頻繁に飛び立って逃げまどうなどの状況が散見され、安定した越冬地では無くなっており、越冬数が減少したり、ほとんど飛来しなくなったダム湖もある。またダム湖の水は周辺住民の飲料水となっている場合も多いことから、レジャーと野鳥の生息地との共存を図るべく英知を絞りたい。営巣に適した樹洞のある大木は少ないため、巣箱を比較的よく利用することから、積極的に架設する事で繁殖環境を改善できると思われる。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981,日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990,1993, 環境庁 1988,1991,1998, 小林・原田 2000, 弘中 1991a,1992a, 川本・澤田・角 1993, 小林 1993b,1998a, 日本野鳥の会研究センター 1989,1992, 安達 1987
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