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科名 ミズナギドリ科
和名 オオミズナギドリ
学名 Calonectris leucomelas (Temminck, 1835)
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
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萩市
(撮影:原田 量介)

選択理由  隣県の福岡県では沖の島、若松区白島で繁殖が記録されているものの、山口県内では、日本海側の沖合海上で繁殖期を含めて生息が記録されているほか、1982年8月に萩市鯖島のタブノキ林中で骨死体2個体と、近くで内部に2〜3枚の羽毛のある横穴(入り口径15cm、奥行き50cm)が、観察されているだけであった。ところが2000年7月に同じ萩市鯖島において繁殖記録を得た。これはオオミズナギドリの集団繁殖地の山口県初記録となるもので貴重である。

形態 全長490mm、翼開長1,200mm。頭部から背面及び翼上面は褐色で、不明瞭な淡色部や斑点がある。下面は全体が白色で、風切羽と尾のみ暗色である。嘴と足は肉色。体の割に翼が長く、両翼を張り風の力を利用して海上を薙ぐように飛翔することが多い。

分布  朝鮮半島沿岸の島(西島、七発島など)、日本近海の島、澎湖列島などで繁殖し、その周辺の海上に棲むが、冬は南下し、フィリピン、北ボルネオ島付近の海域にも分布する。日本では北海道大島、岩手県三貫島、京都府冠島、島根県星の神島、伊豆諸島の御蔵島、高知県蒲葵島、長崎県男女群島、福岡県沖の島、若松区白島、沖縄県仲ノ神島などで繁殖する。繁殖記録がある地域は北海道、本州、四国、九州、男女群島、伊豆諸島、南部琉球で、その他に生息が記録されているのは佐渡、対馬、種子島、北部琉球、中部琉球などである。

生息状況 大洋を棲み家とし、昼間は群れて、魚群を求め広く海上を飛びまわる。魚群を発見すると海上に降りて、盛んに潜水して捕らえる。日本近海には夏鳥として渡来し、近海の島嶼に集団で繁殖する。繁殖地には2〜3月頃飛来し、11月下旬〜12月上旬に繁殖を終えて島を去る。繁殖は地中に穴を掘って巣穴とし、巣穴の深さは90〜100cmで、奥は入り口よりやや広く、産座には枯れ葉などを敷く。産卵期は6月中旬〜7月中旬で、1腹卵数は1個である。オスメス一昼夜交代で抱卵する。ふ化後2日程は親鳥は昼間も巣にいるが、その後は昼間は海上で餌をあさり、ソノウ中に貯えて巣に帰り夜間に巣内で雛に給餌する。親鳥が繁殖地の島に戻るのは夕刻6時半頃〜9時頃で、ものすごい声で鳴き合う。翌朝は2時頃には島を離れはじめ、4時過ぎには抱卵している鳥以外はすべて大洋に飛び去る。雛は11月下旬頃に巣立ちする。

減少原因 本種はごく最近山口県で初めて繁殖が確認されたため、繁殖状況等は不明なところが多い。繁殖地が無人の離島であることから今すぐ減少する要因は無いが、釣り人のコロニー内への進入などの人的攪乱、捕食性の動物、例えばネズミ類の侵入などがあれば減少要因になりえる。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990, 環境庁 1988,1991,1998, 小林・原田・加藤 2001, 小林・原田 2000
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