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科名 チドリ科
和名 シロチドリ
学名 Charadrius alexandrinus Linnaeus, 1758
山口県カテゴリー 絶滅危惧II類
環境省カテゴリー
   
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阿知須町
(撮影:保井 浩)

選択理由  日本野鳥の会山口県支部が1973年から行っている春と秋の渡り期のシギ・チドリ類県内一斉調査によると、種類別の個体数の推移でシロチドリは、開始当初、最も個体数の多い種であったが、急激に個体数を減じ、50〜100分の1程度に減っており憂慮される。春期では1974年から1977年には、約200〜400羽が記録されたが、1989〜1993年ではわずかに10〜40羽しか記録されなくなった。秋期はさらに深刻で、1974年から1977年には、約600〜1,300羽が記録されたが、1989〜1993年では、わずかに10〜40羽しか記録されなくなった。また1990年に行った山口県版鳥類繁殖地図調査では、繁殖ランクa,b(繁殖確認および繁殖の可能性がある)は、aランク7メッシュ、bランク2メッシュであったが、今回の関連調査では、繁殖ランクaが6メッシュ、繁殖ランクbが0メッシュに減少し、観察記録数も減少している。さらに環境庁が行った生物多様性調査の中間報告でも、本種を、繁殖記録が減少した種にあげている。

形態 全長約175mm。コチドリより少し大きくて、イカルチドリより小さい。オスは額から眉斑は白く、前頭は黒色、頭頂から後頭は橙色をおびた灰色、後頸は白い。背、腰は灰褐色、中央尾羽は黒く外側尾羽は白い。目先から過眼線は黒く、喉、頸側、胸、腹、下尾筒は白く、胸側は黒い。初列風切は黒褐色で基部は白く、雨覆は背と同様。嘴と足は黒色。メスは前頭、過眼線、胸側は灰褐色である。

分布  ユーラシア大陸南部、アフリカ、ジャワ島、オーストラリア、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸の主に沿岸部で繁殖する。日本では九州以北で繁殖し、多くは留鳥である。繁殖記録があるのは北海道、本州、四国、九州である。他に佐渡、屋久島、種子島、伊豆諸島、北部琉球、中部琉球、南部琉球などでも生息記録がある。

生息状況 海岸の砂浜や大きな河川の河口から中流にかけての砂礫地で繁殖する。産卵期は3月下旬〜7月下旬にかけてである。砂礫地にわずかに窪みを作り、貝殻の小片、小木片、小石などを敷いて粗末な巣を作る。1腹卵数は普通3卵であるが、なかには4卵の場合もある。卵の色は淡褐色で暗褐色の小斑や条斑、灰色の小斑が散在する。生まれた雛はすぐ巣から離れるが、体色が地面にとけ込むので座り込むと見分けがつきにくい。危険が迫ると親鳥は擬傷を行う習性がある。また巣や雛の近くで警戒する時には、ポイッと大きな声を発する。餌は主に動物質で昆虫類、クモ類、ゴカイ、小貝類、トビムシなどを食べる。

減少原因 本種は山口県内では瀬戸内側の海岸線沿いに連続して生息し繁殖記録があるが、営巣地である海岸や河口の砂礫地、砂洲、埋立地などは、開発で消失したり、裸地の植生が発達して、好適な営巣環境が少なくなったことが、減少の原因と思われる。また好適な営巣環境であっても、イヌや人の侵入で営巣を放棄する場合も多いようである。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990,1994, 環境庁 1988,1991, 1998, 環境庁自然保護局生物多様性センター 1999
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