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科名 タカ科
和名 サシバ
学名 Butastur indicus (Gmelin, 1788)
山口県カテゴリー 絶滅危惧II類
環境省カテゴリー
   
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下関市
(撮影:藤原 正徳)

選択理由  1990年に行った山口県版鳥類繁殖地図調査では繁殖ランクa,b(繁殖確認および繁殖の可能性がある)はaランク5メッシュ、bランク31メッシュであったが、今回の関連調査では繁殖ランクaが3メッシュ、繁殖ランクbが5メッシュに激減、総観察記録数も減少している。特に県西部での減少が著しい。食物連鎖の頂点に立つサシバは食物を通して、人間の営みの中から自然環境に排出される農薬、環境ホルモンといったものを、生物濃縮しやすく、これらに影響される。

形態 全長490mm、翼開長1,025〜1,150mm。ほぼハシボソガラス大のタカ。頭上は灰褐色、背、肩羽、腰はやや赤褐色味のある褐色、尾羽は灰褐色で3本の黒褐色の横帯がある。頬は灰色で白い眉斑があり、喉は白く中央に黒色の縦斑がある。胸と胸側は褐色、腹は白色の地に黒褐色の横帯が密にあり、腿の羽毛には赤褐色の横帯がある。嘴は先端は黒く基部は黄色、蝋膜は橙黄色。足は黄色。目は鮮黄色。翼の下面は白色で、風切には黒い横斑、雨覆には赤褐色の細かい斑がある。若鳥は上面褐色、下面は白色で、胸から腹には褐色の縦斑が、脇には褐色の横斑がある。喉の黒斑は無い。

分布  アムール地方南部、ウスリー地方、中国東北地区、日本で繁殖し、冬は東南アジア、ボルネオ島、セレベス島、モルッカ諸島、ニューギニアなどに渡る。日本には主に夏鳥として渡来し、本州、四国、九州で繁殖する。冬期琉球には残るものもいる。伊豆諸島でも繁殖記録があるほか、佐渡、対馬、屋久島、種子島、硫黄列島、北部琉球、中部琉球、南部琉球、大東群島などで生息記録がある。

生息状況 本州北部以南の各地の低山帯に夏鳥として渡来、繁殖し、秋には大群を作って南へ渡る。愛知県伊良湖岬や鹿児島県佐多岬が名高く、9月下旬〜10月中旬に渡る。餌はヘビを好んで食べるほか、ノネズミ、小鳥、カエル、バッタなど昆虫もよく食べる。上空を輪を描いて飛びながらピックウィー又はキンミーとよく通る声で鳴く。繁殖は海抜 800m以下の低山帯の森林で、奥まった谷のマツなどの大木に巣を作る。巣は地上5〜9m位の所に小枝を積み重ね、皿形で外径45mm程。産座にはマツなどの青葉を敷く。卵は帯青白色で無斑。1卵数は2〜4個。巣立ち日数は約36日。

減少原因 サシバが好んで繁殖する丘陵部の谷の奥は、都市部近郊では宅地のために開発され減少している。餌資源となる動物も同様に追いつめられている。農村部のごく普通の夏鳥が消えないよう方策を検討する必要がある。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1983b,1990, 環境庁 1991,1998, 日本鳥類保護連盟 1988, 山口県野生生物保全対策検討委員会 1995
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