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科名 サギ科
和名 チュウサギ
学名 Egretta intermedia (Wagler, 1829)
山口県カテゴリー 絶滅危惧II類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
   
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阿知須町
(撮影:原田 量介)

選択理由  全長約685mm。全身白色の中型のサギで嘴はコサギよりも短い。足は黒色。繁殖期には胸と背羽に長い飾り羽が生じ、黄色の嘴も黒くなります。夏鳥として4月から5月にかけて渡来し、水田や河川の湿地、干潟で昆虫、クモ類、魚類、両生類などを採餌します。水に入ることもありますが、湿地の草地で餌を探すことが多い。他のサギ類と共にコロニーを作り繁殖しますが、1970年代より減少傾向にあり、県内でも1990年代以降では営巣数が著しく減少しています。九州南部では少数が越冬しますが、多くは東南アジアへ渡り越冬します。

選択理由  繁殖期の生息区域が繁殖ランクa(繁殖確認)で、1990年に行った山口県版鳥類繁殖地図調査時に比較して、今回の関連調査では、13メッシュから9メッシュに減少している。また山口県下における鳥類コロニー調査で昭和48、50、52、54年度の調査時、県内のチュウサギの営巣数は、665〜610巣だったものが、昭和60、平成2、5、8年度の調査時には、288〜228巣と、1/2〜1/3程度にまで減少しており、減少傾向が極めて顕著である。

形態 全長685mm、翼開長1,145mm。コサギとダイサギの中間の大きさであるが、嘴の長さはコサギより短い。全身白色で繁殖期には、胸と背羽に毛状の長い飾り羽を生じ、これを広げてディスプレイを行う。嘴が黒く、眼先は黄色い。足は黒色。非繁殖期には飾り羽はなくなり、嘴が黄色で先端が褐色をしているものが多い。目先の裸出部は黄色、足は黒い。

分布  アフリカ東部及び南部、インドから東南アジア、フィリピン、スンダ列島、モルッカ、ニューギニア、オーストラリアにかけて広く分布し、多くの地方では留鳥。日本には主に夏鳥として渡来するが、九州南部では少数越冬する。標識調査によれば日本のチュウサギは、主にフィリピンに渡って冬を越すことが判明している。本州、四国、九州、佐渡で繁殖し、北海道、対馬、伊豆諸島、小笠原群島、硫黄列島、中部琉球、南部琉球、大東群島で生息記録がある。

生息状況 主に海岸近くや平地の水田、沼沢などに降りて、数羽または10羽程度の小群で餌をあさることが多い。習性は他の白サギ類と似ているが、ダイサギやコサギのように、干潟で休んだり餌を取ったりすることはほとんどない。昼行性で脚を交互に出して水中を静かに歩きながら餌を探す。餌は昆虫類、クモ類、魚類、甲殻類、両生類などである。本州、四国、九州には夏鳥として4月下旬〜5月中旬に渡来し、竹藪、松林、雑木林を集団で塒、または繁殖地とする。コサギ、ゴイサギなどと混群で営巣することが多い。巣は樹木の中程の枝上にある場合が多く、いくつも隣り合い、また、他種のサギの巣と隣り合っている場合もある。樹枝を主材とし、草の茎などを使用して皿形の巣を作る。産卵期は4月下旬〜8月上旬頃までである。1腹卵数は3〜5個である。卵は青緑色で無斑。渡去は9月下旬頃からはじめる。

減少原因 開発による採餌地の水田の減少、農薬の使用による餌資源の減少に加えて、営巣地となる竹林や雑木林の開発によって、ここ20年ほどで個体数が急激に減少した。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990, 環境庁 1977,1988, 1991,1998, 日本野鳥の会山口県支部 1973,1975,1977,1979, 山口県野生鳥獣調査団 1982, 1985a, 1988,1990, 1993,1996, 山階鳥類研究所標識研究室 1985
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