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科名 キジ科
和名 ヤマドリ
学名 Syrmaticus soemmerringii (Temminck, 1830)
山口県カテゴリー 絶滅危惧IB類
環境省カテゴリー  
   
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秋芳町
(撮影: 小川 孝生)

選択理由  全長オス約1,250mm、メス約550mm。オスは全身が赤褐色で尾が長く竹の節のような黒色の縞模様があります。メスは全身が淡褐色で羽には白色の羽縁と黒色斑があり、尾は短く飛ぶと楔形で先端部に白色部があります。一夫多妻で繁殖期のオスは顔の皮膚が赤みを増し、翼を羽ばたき「ドドド…」と羽音をたてます。日本特産種。近年、開発などにより生息数が激減しています。日本に生息する5亜種のうち山口県には東部に亜種シコクヤマドリ、西部に亜種ウスアカヤマドリが生息しています。キジに比べやや深い森林に生息し、湧き水やせせらぎの流れる環境を好みます。

選択理由  山口県野生鳥獣調査団のヤマドリの生息分布調査によると生息個所が減少するとともに、狩猟による捕獲数は昭和45年度10,389羽であったものが昭和58年度には1,883羽、平成5年度には429羽であり、昭和45年に比較し平成5年度ではわずかに約4%まで激減している。このままでは県内のヤマドリは絶滅のおそれがある。

形態 全長約オス1,250mm、メス550mm。キジとほぼ同じ大きさであるが、オスは尾が長い。全身、赤銅色あるいは赤褐色。下面はやや淡色。体中に褐色の縦斑があり、肩、胸、脇に白色の羽縁がある。腰は白っぽい。目の周囲は赤く、尾は非常に長くて体の2倍近くあり、黄褐色の地に褐色、黒色、白色の縞模様がある。メスは体がやや小さく、尾は楔形で短い。色はオスに似ており、キジのメスよりも赤みが強く、灰黒色がかっている。また目の周りが赤く、飛ぶと尾の先端部に白色部がある。

分布  日本にだけ分布し留鳥である。記録のある地域は本州、四国、九州に分布し繁殖する。繁殖する地域によって色彩が異なり5亜種に分けられている。山口県東部には亜種シコクヤマドリ(Syrmaticus soemmerringii intermedius)、山口県西部に亜種ウスアカヤマドリ(Symaticus soemmerringii subrufus)が生息する。

生息状況 主として標高1,500m以下の山地に留鳥として生息し、東北地方では平地の人家付近にもいる。積雪の多い地方にも留鳥として生息する。藪、雑木林、植林地などに棲むが、渓流畔のスギ、ヒノキ林やシダの密生する低木林に多い。餌は植物質が多く種子、芽、花穂など、動物質では昆虫類、クモ類、マイマイ、ナメクジなどを食べる。一夫多妻で四季を通じて群で生活する。巣は林の中で、木の根元や岩の陰、草むらなど地上に窪みを作って、産座には針葉樹、広葉樹の葉や枯れ草を敷き、直径20cm位である。産卵期は4月上旬〜6月頃。卵は淡黄褐色で無斑。1腹卵数は7〜13個。メスだけで抱卵し、ふ化日数は24日。

減少原因 食物資源の豊富な広葉樹林の減少、植林による植生の変化による生息に適した環境の減少や、天敵であるキツネ、タヌキ、イタチなどの増加があげられる。また日本の固有種で、山口県内での絶滅が懸念される本種だが、未だに狩猟圧から解放されていない。本県に生息する亜種は、山口県東部にシコクヤマドリ、山口県西部がウスアカヤマドリと言われているが、各亜種の分布状況については不明な部分が多い。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会 1980, 日本野鳥の会山口県支部 1990, 環境庁 1988,1991,1998, 山口県野生鳥獣調査団 1985b,1995, 清棲 1978
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