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科名 トキ科
和名 トキ
学名 Nipponia nippon (Temminck,1835)
山口県カテゴリー 絶滅
環境省カテゴリー 野生絶滅
   
   

選択理由  古い文献には山口県内の各地でかなりの記録が残っており、留鳥あるいは冬鳥として生息、飛来していたものと思われるが19世紀以降の記録はないようである。

形態 全長765mm、翼開長1,600mm。大型の水鳥。全体に淡桃色で、頭部の裸出部と脚は赤い。嘴は黒色で湾曲し160〜190mmの長さになる。後頭部に長い冠羽がある。翼と尾羽は橙桃色で体羽より濃い。繁殖期には頸側部から黒色の物質を出し、水にぬれた羽毛の上にこすりつけて灰色に羽色変化する。

分布  19世紀後半、トキは日本列島の各地に生息し、朝鮮半島や中国の中部と東北部、ソ連ウスリー地方にも分布していた。しかし日本列島では銃猟や生息地の破壊、農薬の影響によって個体数が減少し、佐渡と能登半島にだけ生息するようになった。それらも減少したので、1981年に国内の野生のトキはすべて捕らえられ、飼育下の増殖に移された。2001年現在日本産のトキはわずかに1羽が残るだけである。しかしながら日中両国共同のトキ保護増殖計画が始められ、佐渡トキ保護センターで、中国産トキの人工繁殖が成功し、個体数を増やしつつある。

生息状況 魚類、両生類、カニ、貝類、水生昆虫などを主な餌とし、これら小動物の豊富な水田や、沼沢地付近の丘陵にある高木上に営巣する。巣は広葉樹の大木の地上10m以上にある枝上に造られ、樹枝などを用いて直径50〜60cmの大きさになる。早ければ3月下旬、たいていは4月上旬〜5月中旬に2〜4卵を産む。約1ヶ月の抱卵後にふ化し、45日ほどで巣立つ。この後独力で餌をとるが、時々親鳥から餌をもらうこともある。幼鳥は翌年の繁殖期の始めまで親鳥と一緒に行動する。

減少原因 日本列島では明治時代初期に銃猟によって急減し、その後は開発による生息環境の破壊により生息地が狭められた。さらに戦後は農薬の使用によって餌となる小動物が生息地から減少し、また営巣に適した丘陵地が伐採され、すみ場所を追われた。

参考文献  日本鳥学会 2000, 高野 1981, 日本野鳥の会山口県支部 1976, 環境庁 1991,1998, 安田 1984, 1987, 1988, 山口県立山口博物館 1989, 烏田 1736, 著者不明a 1831, 著者不明b 1831, 著者不明c 1730年代.
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