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科名 ネズミ科
和名 ホンドスミスネズミ
学名 Eothenomys smithi smithi Thomas,1905
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
   

選択理由  本県では限られた植生に、わずかな個体群が生き残っている状態。生息域の森林伐採などの環境変化から、種の存続がきわめて不安定と考えられる。

形態 毛色はビロードを思わせるきれいな赤褐色で、腹面はさわやかなオレンジ色をしている。 一見して、耳が小さく丸顔の特徴が地中生活に適応していることがわかる。頭胴長97mm、尾長48mm、後足長167mm、耳介長125mm、頭骨全長241mm前後であるが、地域により変化が見られる。また、臼歯は歯根を形成せず延び続けること、爪が極めて小さく森林棲であることなど、原始的な様相を留めている。

分布  九州・四国・本州(中部以西、富山県まで)。特に四国においては一般的な種である。本県では、錦町寂地山標高900mよりも上部において採集の記録があるが、他地域での同様な調査では確認できていない。

生息状況 大きな山塊につながった低地から高山帯まで広く分布する。森林に生息し、植林地、山麓に接した農耕地でも採集されるが、比較的湿潤なところを好む。植物の緑葉部、種実のデンプンを好んで採食する。四国・広島以西の低標高地での繁殖期は、秋〜春、胎児数は1〜4、ふつう2〜3仔である。この出産率は他種に比べ低く、本種の生息数の少ない原因の1つと考えられる。 本県の生息域は、ブナとアシウスギの森林で、林床をチマキザサ(チシマザサの地方名)が発達しており、本種の生息環境に適している。しかし、このような自然環境そのものが少ないため、生息個体数も少ないことが推察される

減少原因 生息に適する自然環境が少ない本県にとり、本種の個体群としてはもともと貧弱であったと考えられる。その上、近年の森林伐採により生息環境が狭められ、個体数の減少に追い討ちを掛けている。競合関係に弱い本種のような動物は、わずかな環境変化が大きな障害となりやすい。

参考文献  犬飼 1965, 北原 1986, 阿部 1994, 村田 1996a,1997, 建設省河川局河川環境課監修 1998
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