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科名 ウサギ科
和名 キュウシュウノウサギ
学名 Lepus brachyurus brachyurus Temminck,1845
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー
   
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秋芳町
(撮影:庫本 正)

選択理由  個体数の著しい減少が見られる。目撃数の減少とともに、狩猟による捕獲数も10年前に比べ約1/3に減っている。生息環境の悪化が原因と考えられる。

形態 ノウサギは、北海道産のユキウサギに酷似するがやや小さく、尾も比較的短い。頭骨の後眼窩突起の前端にある湾入は浅くかつ幅が狭い。鼻骨は比較的長く、その前端は前顎骨の前端よりわずかに前方に達する。下の門歯はやや短く、その根は最前位の頬歯の根部に達しない。その幅は比較的広く約3mm。ノウサギは4亜種に分かれており、そのひとつが本亜種である。他に比べ足長は小さく134mm前後で、逆に頭胴と尾が長い。腹面がわずかに白色であることを除けば、背面など全身茶褐色で、夏季も冬季もほぼこの体色は変わらない。

分布  九州・四国・中部・近畿・静岡・東京・千葉・福島(太平洋側)と全国に分布するが、比較的温暖な九州から四国、本州の瀬戸内海・太平洋側に偏っている。本県においては、海岸近くの平野部から中国山地の稜線まで全県的に広く生息している。

生息状況 平地から原野・疎林に棲む。夜行性で昼は草薮の中、岩陰・倒木の下などで寝て過ごし、薄暗くなる夕方から夜明けまで活動する。植物食性で、多くの植物の葉、芽、枝、樹皮を採食する。上下の門歯で噛み切るため、約45度の切り口は刃物で切られたようで、食痕からシカやカモシカとの区別が容易である。交尾期はふつう1月中旬に始まり、雪の上に橙色のメスの生殖腺分泌物がよくみうけられる。出産は早春から秋まで連続して行われ、ふつう1回に2頭を産するが、1〜4頭のこともある。

減少原因 荒地は減少し平野部は住宅等になり、河原は河川敷公園に整備され、森林は下刈りなどの手入れがされず藪になり、本種の生息環境はヒトとの競合により狭められてきた。そのため山野での目撃数ばかりか、近年では狩猟による捕獲数も急激に減少している。

参考文献  今泉 1970, 阿部 1994, パシフィックコンサルタンツ株式会社 1995, 宇部自然環境調査研究会 1998, 建設省河川局河川環境課監修 1998, 山口県企画部統計課 1999
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