> ほ乳類 トップページ
 ニホンテングコウモリ ほ乳類鳥類両生類・は虫類淡水産魚類甲殻類その他動物昆虫類・クモ類陸・淡水産貝類維管束植物コケ植物

| トップページ | RDBとは | 刊行にあたって | 野生生物目録 | RDBカテゴリー | 詳細検索 | 地図情報 |
もどる
科名 ヒナコウモリ科
和名 ニホンテングコウモリ
学名 Murina leucogaster hilgenndorfi Peters, 1880
山口県カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類
   
  画像をクリックすると拡大表示されます
クリックすると別ウィンドウで拡大表示
秋芳町
(撮影:庫本 正)

選択理由  前腕長40〜46mm、名前のテングは鼻が筒状に突出していることに由来しています。身体を被う毛には長い銀毛があり、美しい。本種の翼は広短型で、森のなかをゆっくり飛び、甲虫や蛾を捕食します。すみかは樹洞や洞窟で、1〜5頭程度の小さな群をつくります。出産期は7月で、雌親は1〜2頭の仔を生みます。仔は約40日で独立生活にはいります。冬眠中の生態は不明な点が多くあります。2〜3月頃になると、洞窟の天井にできた小さな穴にぶら下がっています。生息密度は極めて低く、絶滅の危機に瀕しています。

選択理由  ニホンテングコウモリは森林や洞窟をすみかにしている。特に森林では巨木の多い自然林を好み、樹洞や樹冠で出産する。この自然林の減少は、生息密度を下げている。保護対策が必要。

形態 体は大きく(前腕長40〜46mm、体重9〜11g)、体は頑丈、体色は灰褐色で、白色あるいは銀色の長い刺毛が混じる。耳介は卵円形で肉厚。翼は広短型で、中手骨は第3が最長、第4はわずかに短く、第5は第4と同長かわずかに短い。第1指は強大で、中手骨と指骨間の関節から爪までの長さは10mm。

分布  本州、四国、九州。山口県では秋吉台の洞窟に生息する。

生息状況 本種は、主として森林に住むが、時折洞窟にも侵入してくる。ニホンテングコウモリは洞窟では単体か2、3頭が集まって休眠している。ホバリングが得意で、樹幹や林の下層の昆虫を狩っている。繁殖は森林で行われているが、その詳細は不明な点が多い。飼育による観察では、メス親は2歳で初産し、1から2仔を生む。親は仔をいつも胸に抱き、注意深く哺育する。

減少原因 山地には人工植林地が多くなり、ニホンテングコウモリの生息する深い森林(自然林)が少なくなっている。

参考文献  庫本 1964, 庫本・内田 1981, 黒子 1958
  参考文献一覧へ
もどる
| ほ乳類 | 鳥類 | 両生類・は虫類 | 淡水産魚類 | 甲殻類 |
| その他動物 | 昆虫類・クモ類 | 陸・淡水産貝類 | 維管束植物 | コケ類 |

トップページ




本サイトの著作権は、山口県が所有します。
サイト上に掲載の画像・文章等の無断転載を禁じます。