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科名 ヒナコウモリ科
和名 ホンドノレンコウモリ
学名 Myotis nattereri bombinus Thomas,1905
山口県カテゴリー 絶滅危惧II類
環境省カテゴリー 絶滅危惧IB類
   
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秋芳町
(撮影:庫本 正)

選択理由  前腕長38〜42mm、名前のノレンは尾膜に暖簾のような毛が生えていることに由来します。本種は洞窟や樹洞にすみます。6月下旬に洞窟の天井にできた小さな窪みに50〜60頭の雌成獣が群塊をなし、ここで出産・子育てをします。産子数は1産1子で、新生獣は約40日でほぼ親と同じ大きさに成長し、独立生活をはじめます。このコウモリの寿命は14年と推定されています。本種の生息密度は極端に低く、絶滅が心配されています。本種の出産保育群は刺激を与えないよう特に配慮したいものです。

選択理由  ホンドノレンコウモリは森林や洞窟をすみかにしているが、自然林の減少や洞窟の観光利用が進み、本亜種の生息地が失われつつある。何らかの保護対策が必要。特に繁殖地の保護が必要。

形態 ホンドノレンコウモリはホホヒゲコウモリ属(Myotis)に属する小型のコウモリ(前腕長38〜42mm、体重5〜8g)である。耳介は長く、先端はとがっている。耳珠も長く、外方に強く曲がる。腿間幕の後縁に細い毛が密生するのが特徴。体の背面はコルク色あるいは淡いパフ色を帯びた茶色、体の下面は象牙色を帯びた白である。

分布  北海道、本州、四国、九州。山口県では秋吉台の洞窟に生息。

生息状況 ホンドノレンコウモリは、森林の樹洞や規模の大きな洞窟に住む。採餌は森林の中・下層で行われ、小昆虫を捕食する。夏には、メスコウモリは洞窟の天井のくぼみ(キャビテイ)に50頭程度の群れをつくり、1仔を出産する。本種の出産哺育群はメスのみからなり、オスはほとんど含まれない。本種の出産哺育群はモモジロコウモリやユビナガコウモリの混成をうけて異種異属混成群塊をつくることが多い。ホンドノレンコウモリの生息する洞窟は大きな洞窟に限られ、秋吉台でも400に達する洞窟のうち、2、3の洞窟だけに生息する。洞窟における本種の生息場所は、入口近くの高い天井が選ばれる。メス親は満1歳で1仔を産み、寿命は14年10ヶ月である。このコウモリは冬季には冬眠するが、冬眠個体は観察されていない。

減少原因 本種はもともと生息密度の低いコウモリである。その上、繁殖地が観光洞窟であるため観光客の影響が心配されている。

参考文献  庫本・中村・内田 1988, 庫本・内田・中村・下泉 1969, 今泉 1960
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