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科名 ヤマネ科
和名 ヤマネ
学名 Glirulus japonicus Schinz,1845
山口県カテゴリー 絶滅危惧IB類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
   
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徳山市
(撮影:村田 満)

選択理由  国指定天然記念物。背面は淡黄色で腹面はより淡色、背面中には黒褐色の線が1本あり、目の周りも黒褐色です。山地帯の森林に生息し、夜行性で、おもに樹上で生活します。果実や種子を採食しますが、昆虫その他の小動物、小鳥の卵なども食べます。樹洞内や木の枝の間に樹皮やコケを集めて球形の巣を作ります。晩秋から早春まで、樹洞、樹皮の間、落ち葉や土の中で丸くなって冬眠します。繁殖期は主に春で、産仔数3〜5頭程です。開発による生息域の減少から、個体群の隔離分布が進んでおり、自然状態での本種の存続は難しい状態です。

選択理由  国指定天然記念物。本州・四国・九州にのみ分布する固有種で、1属1種である。夏緑樹林などの自然林の減少が個体数の減少を引き起こしている。特に本県では、開発による生息域の減少から、個体群の隔離分布がすすんでおり、自然状態での本種の存続は極めて難しい状態である。文化財としての保護を強化し、人工的な繁殖も検討すべき状況である。

形態 ネズミに似るが尾には約20mmの長い毛を生じる。頭胴長68〜84mm、尾長44〜54mm、後足長16〜17mm。体重は季節により変化が著しく、夏は14〜20gだが冬眠前には34〜40gになる。背面は淡黄色で腹面はより淡色、背面中には黒褐色の線が1本あり、目の周りも黒褐色である。しかし、体色には地方変異や年齢での変化も見られる。本県においても例外ではなく、本郷村産個体と徳山市産個体の間では、黒色の程度や体位にあきらかな違いが認められた。またこれは、長野県産や山梨県産の個体とも異なるものであった。

分布  本州・四国・九州・隠岐島後に分布する日本固有種。本県では、錦町、鹿野町、本郷村、徳山市、徳地町、新南陽市において保護の記録があるが、近年の生息環境の減少と悪化から、さらに限定された地域での残存種になっていると思われる。

生息状況 山地から亜高山帯の成熟した森林に生息する。夜行性で、おもに樹上で活動する。樹洞内や木の枝の間に樹皮やコケを集めて球形の巣を作る。おもに果実、種子を採食するが、昆虫その他の小動物、小鳥の卵などを食べることもある。晩秋から早春まで、樹洞、樹皮の間、落ち葉や土の中で丸くなって冬眠する。時には山小屋や人家の中で冬眠することもあり、保護されるほとんどがこの場合である。繁殖期は春であるが、一部のメスは秋にも出産する。1回に生まれる仔の数はふつう3〜5頭であるが、7頭に達することもある。

減少原因 ブナを優占種とする夏緑樹林が本種の適応環境であるが、本県には本来珍しい植生であり、しかも早くから伐採されスギ−ヒノキの植林に移行しているところが多い。しかし、最近の研究では果実などの餌を生産する植物があれば、その代償植生にも生息できると言われているが、保護された場所がいずれもこの二次林生であり、その程度も年々悪化している。

参考文献  今泉 1970, 1992, 阿部 1994, 中島 1997, 湊ほか 1998
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