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学習指導者や環境に関する講座などの情報を掲載しています。

活動報告

夏休み地球温暖化対策学習講座を開催しました。
〜地球の危機 今の私たちに何ができるの?〜

 平成19年8月22日(水)、山口県セミナーパークに地球温暖化

対策の実証事例として、8月、管理棟に「屋上緑化」、駐車場に「保

水性舗装」が整備されました。また、本年2月には水素自動車も整備

されています。これらを使い小学生の皆さんを対象とした地球温暖化

対策学習講座を開催しました。

 

(概要)

 参加した皆さんには、「屋上緑化」、「保水性舗装」の施設を見学

してもらい、その効果を確かめ、この設備の導入が省エネルギーにな

ること二酸化炭素を排出しない「水素自動車」から、日常取り組め

るエコドライブ等の重要性を知ってもらいました。そして、これらの

ことが地球温暖化防止の取組になることを理解していただきました。

 また、日常生活で何気なく使用している電気製品については、電気

使用することが、地球温暖化の原因である二酸化炭素を排出するこ

とにつながることを理解していただきました。

 最後に、参加者一人ひとりに、「主電源を切る」など日常生活にお

いて、できること一つを宣言してもらいました。

 この講座をきっかけに今後の地球温暖化防止の取組を積極的に進め

ていただきたいと思います。

 

【見学・実験】

● 保水性舗装(講師:日本道路(株))

 環境学習コーナーに設置された保水性舗装の模型を使って、舗装の種類による路面温度の相違を確認していました。その後、実際の舗装道路を見学し、サーモグラフィにより路面温度の違いを確認するとともに、手で路面に触れてその違いを実感していました。

  

模型を使った説明        駐車場での温度測定

 

     

 

  舗装道路の写真      サーモグラフィーを使った温度変化

 

 

一般舗装部分が50℃を示している時、保水性舗装部分は48℃、

水性舗装+高反射舗装40℃を示しており、効果が判別できまし

た。

  道路周辺の温度を下げることは、昼や夜の周囲の気温を下げ、 

 クーラーの使用を控えることができ省エネルギーにつながること 

 を学びました。

 

● 屋上緑化(講師:海水化学工業(株))

   環境学習コーナーに設置された屋上緑化の模型を使い、屋上緑  

  化の仕組み、屋上部分の温度の相違を温度計で確認しました。そ 

  の後、実際の緑化部分を見学し、表面温度の差を実感していまし

  た。

模型を使った説明

 

  

芝生を裸足で体感     屋上緑化現地の温度測定

 

(参考)サーモグラフィーを使った温度差

   

 

 緑化部分の温度がコンクリート部分より低く、その真下の部屋の温度は約

2℃の差があります。このため、クーラーの使用を抑え、省エネルギ

ーにつながることを学びました。

 

● 水素自動車(講師:環境学習推進センター 高田)

   水素自動車からの排出ガス中の二酸化炭素を調べるため、燃料として、ガソリンを用いた場合と水素を用いた場合に分けて、ガス検知器を使用して二酸化炭素濃度測定を行いました。

 

  

           水素自動車の説明

 

 

                             

 

 

測定結果 (上部)燃料としてガソリンを使用した場合

         濃度:約11%

     (下部)燃料として水素を使用した場合

         濃度:0%(検出されず)

 

 

   水素を使用した場合、排出ガスから二酸化炭素は検出されませんでした。しかし、ガソリンを使用した場合、排出ガスには約11%の二酸化炭素が含まれていました。

  二酸化炭素を排出しないようにするためには、今の私たちにできることは、アイドリングストップ等エコドライブの実践であることを学びました。

 

● まとめ(講師:山口県地球温暖化防止活動推進センター 奥元さん)

  地球温暖化問題と日常生活の関連を考えるため、まず、参加者が

 家庭で使用している電気製品を列挙し、どうしても日常生活に欠か

 せない製品は何かを考えました。電気製品を使用するには電気が必

 要だということ、電気は化石燃料(石油、石炭等)から作られてい

 ることを学び、二酸化炭素の排出を抑制するためには、化石燃料の

 消費を抑制することが必要で、電気の使用を控えること、すなわ

 ち、省エネルギーの取組が重要であることがわかりました。

  その後、一人ひとりが省エネルギーの取組(主電源を切る。テレ

 ビを見る時間を1時間減らす。等)を宣言し終了しました。

 

 

   

みんなで二酸化炭素を減らす方法を考えています。

 

 参加された皆さんからは、地球温暖化対策の重要性を理解

し、日常生活での二酸化炭素削減の取組に積極的に参加すると

いう意気込みが感じられました。