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学習指導者や環境に関する講座などの情報を掲載しています。

活動報告

「秋吉台エコ倶楽部」と共催で、環境学習講座を開催しました。

1 スケジュール

   9:00〜10:00【フィールド観察】

  10:00〜11:00【体験学習】

  11:00〜12:00【クラフト教室】

  

2 活動内容

9:00〜10:00【フィールド観察】

  秋吉台エコミュージアムに集合の後、大正洞周辺の植物観察を行いました。大正洞入り口までの草地には「春植物(スプリングエフェメラル)」が咲いていて、ビジターは花の名前やその名の由来、特徴などの解説を受け、「ミツマタ(樹木)」「オキナグサ」「アマナ」「アオイスミレ」「ノジスミレ」などを見て歩きました。

 

  大正洞周辺は、洞窟から吹き出す気流の影響で、「冬は温暖」「夏は冷涼」という特異な気象条件を作り出す洞穴効果があり、洞穴効果により、夏場は北方系の植物が多く繁殖します。湿度が高く明るい林床では「イチリンソウ」「ウバユリ」「ワサビ」「ユリワサビ」「ナガバノタチツボスミレ」などが咲き、コケ類も多く見られます。

 

 

10:00〜11:00【体験学習】

  里山林を整備・管理していくために必要な作業のうち、下刈りと除伐を体験しました。下草刈りの目的は、林床を下刈りし明るくしてやることにより幼樹や林床植物の成長を助けるために、除伐は育てたい樹種の成長を確保するために行うということと、安全作業に関する説明を受けた後体験学習を開始しました。

 

   「春植物(スプリングエフェメラル)」は、早春に開花し夏には地上部が枯れ、あとは地中で休眠します。そのため春先に日照のある落葉樹林内では生育できますが、林床の暗い常緑樹林内では生育できません。作業場所は落葉樹林ですが、ネザサが繁茂しているために除伐しました。

11:00〜12:00【クラフト教室】

 自然の素材を用いたクラフト教室を行いました。素材は、里山林整備のあとに拾ったものと予め用意されたものの中から、各自好きな素材を選び自由な発想で創作を行いました。

 

 

 

  素材は、幹・枝・葉・花・実・つる植物・竹・草本など約30点。ホットボンドで接着しながら作品を完成させ、各自、用紙に作品名を記入し作品展を実施しました。

3 まとめ

  当日は天候もよく、春らしい陽気の中での学習会となりました。参加者は開花したばかりの春植物が観察出来たことで、熱心に説明を聞いていました。里山の雑木林(クヌギ・コナラなどの落葉樹林)が荒れることにより、林床植物の生育環境も損なわれることを知り、環境保全の重要性に気づいたという感想もありました。また、自然の素材を用いたクラフトは直接手に触れて作り上げるものであり、素材の持つ質感や造形的な多様性などが、身近な自然を一層かけがえのないものとして印象づけたのではないかと思います。中にはクラフトの時間が足りないといった意見もあって、実にユニークで有意義な体験学習でした。