「椹野川河口域・干潟自然再生協議会」委員会

第14回 平成24年5月5日(土) 開催概要 議事要旨 資料ダウンロード

第14回椹野川河口域・干潟自然再生協議会会議議事概要

日時:平成24年5月5日(土)10:30〜12:00
場所:山口県漁業協同組合山口支店2階会議室

1 出席者

委員34名、一般11名参加

2 内 容

(1)議題1「第5期委員について」(末吉主幹進行)

委員紹介(資料p.1)
  • 学識者:鬼頭委員退任、後任に水産大学校須田教授
  • 個人・団体委員:公募により、2名の個人委員応募(本永秀夫氏、御幡正章氏)、1名辞任
    (両名から自己紹介)
  • 行政団体:組織名 山口市環境保全課 →環境政策課の変更、代表者変更は資料のとおり。
  • 任期:平成26年3月末(2年間)
以上について、特に異議なし→承認

(2)議題2「会長及び会長代理の選出について」

会長、会長代理選出
  • 特に委員から意見がなかったので、事務局から、会長を中西弘委員に、会長代理に浮田正夫委員を提案
  • 提案について、特に異議なし→承認
  • 以降は、中西会長が進行
中西会長あいさつ(概要)
  • 当協議会が発足し、既に8年近くが経過したこと。
  • これまで、様々な活動を行ってきたが、日本の漁獲量の急激な減少などに関する基礎的な調査の検討も必要なこと。
  • 前回の協議会の意見を踏まえ、今後協議会で何に取組み、 どう活性化するのか各委員を反映させていきたいこと。

(3)議題3「椹野川河口域・干潟自然再生協議会設置要綱の改正について」(事務局)

改正内容の説明(資料p.2〜4)
  • 山口市組織名変更に伴う変更を説明
  • 特に異議なし→承認

(4)議題4「平成24年度活動スケジュール」

活動スケジュール(資料p.5〜27)
  • モニタリングについて(角野委員)
  • 南潟の干潟耕耘等作業内容について(元永)
  • これまでの取組状況及び今後の検討事項(アンケート、ワークショップ等)(元永)
質疑応答
【委員A】
  • アマモの再生で本来の目的である魚は増えたのか。
  • また、中潟のカキ殻は広いところは除去したが、現在、カキ殻はどうなっているのか。
【委員B】
  • 中潟のカイガラアマノリの生産箇所には足の踏み場もないほどカキ殻がある場所もある。台船で再生活動を実施した場所は、それほどでもないと思う。場所によってムラがある。
  • また、アマモは、魚類の生息場所として重要であるという認識であるが、漁獲量が増えたかというのは定かではない。漁業人口も減っている。一方で、夏以降に枯れて、葉の部分が切れて東風で川に押し上げている。船のスクリューや網に絡んだりするなど支障もあり、長所、短所、両面がある。
【委員C】
  • 説明の中で、アマモは回復しているが、生物多様性は減少しているということが言われていたように思われるがどうか。
  • 湾全体でプランクトンの生産が落ちていると思う。科学的に検証してといわれるが、一次生産量の研究など、基礎研究をやる人がいない。
  • アマモは回復しているが生物多様性が貧弱になっている。そういうことと、流域全体が海につながっているという意識をもたないと小手先の対応では限界がある。ここ50年くらいの間の流域環境の変化が影響しているし、瀬戸内海ではいろいろなところを埋め立ててきた。そういう根本的なところを反省しないといけないのではないか。
【会長】
  • 基礎的な研究が必要だが、研究できる体制が不十分であり情報が入らない。基本的には研究ができておらず、実際にどうするか、誰がやるかという問題がある。
  • 確かに、基礎生産、栄養塩類が少ないといわれているが、具体的な数字がなかなか出ていない。モニタリングに当たっても特に無機態の窒素、りんの動向についての情報が必要かと思う。やらなくてはならない。
【事務局】
  • 総合的な調査というのは県だけで実施するのは難しい。
  • さきほどの質問で平成16年度当初の生物多様性の話であったと思うが、阿知須地先のアマモ場も含めて主に干潟(砂の箇所)の調査の話があり、それが全体構想の中に載っていたものである。
  • また、基礎的な調査も含めて、「鉄」は、気仙沼で「森は海の恋人運動」を進めている畠山さんが京都大学と連携して研究し、鉄分が生物の基礎的な元素であるのでそれがどれだけ海に流れているかというのが重要だとよくいわれている。かなり難しいということが言われており、どのようにやるのかという問題がある。
  • 今まではやれることをやってきたが、課題が浮き彫りになったということで、この1年間を通じて何をやったらいいかということと、委員の皆さんが自分はこの協議会の活動に対して何ができるのかというのを考えて御協力いただきたい。
  • そこで1年を通じて計画を立ててやっていくということにしたいと思う。その意見を出していただくというのがヒヤリングなり、アンケートなり、ワークショップになると思う。
  • 皆さんがそれぞれ持っている課題としてそれぞれが持っておられる能力、できることを提供いただいてこの活動が充実したものになるよう御協力をよろしくお願いする。
【委員A】
  • 鉄分に関しては少しは研究しており、これまで阿知須の前に鉄かごのような魚礁を造って生物が多くなったとか、鉄分を含んだ地盤改良材のようなもので調査している。
  • しかし普通の人が鉄分をやって効果があるかどうか確認できるかというとそううまくはいかない。陸に近い所は、鉄分が陸から供給されているので、もっと太平洋の真ん中とかは効くかもしれないが、(鉄分の効果をみるのは)個人的な感覚として難しいのではないか。鉄分の効果があるかどうかを見ようとしたら精緻な研究をしないとわからないと思う。
  • また、カキ殻の質問をしたのは、今後のアンケートでも意見が出てくるだろうが、当初、カキ殻を除去するという県の事業を聴いたときにそもそもなぜカキ殻がついたのか、なぜ泥になったのかという原因がわからず、原因がわからないまま対症療法をしてもすぐに元に戻るのではないかという疑問を持っていたからである。
  • (干潟が)ドロドロになった理由については完全に答えを出せたかというとそうではなく、何となくわかってきたこともあるが、カキ殻に関しては、除去したものがまだその状態で保たれているのならば、カキ殻を除去するということ自体はそれなりに効果がある可能性がある。カキ殻を除去した後、しばらくモニタリングしたが、今どうなっているのか、除去効果があったのかというのは、今までのまとめとしては要るのではないか。もし効果があったということであれば、アンケートにそういう情報を付けてもらえれば、例えば、少し危ないかもしれないが、カキ殻を除去するという発想も紹介してもらえればやり方としてありうる話かと思う。
【委員D】
  • 田で確認したことがあるが、鉄分(ミネラル)のある改良材をまくと硫化水素と結合して無害となり、生物の生育にもよい。
【委員A】
  • ミネラルを入れるといいというのはもちろんと思うが、海の場合は水の出入りがあるために田と同じようにはならない。(海で)効果を持たせるためには相当の量が必要である。
【委員E】
  • 今年度実施予定のアンケートでどのような質問をしようとし、それに対しどう答えるのか。質問されてもデータがないと答えようがない。どうまとめようとしているのか。
【事務局】
  • 主にはワークショップを第2回目にやることとしている。平成16年度の11月に第2回目の会議があり、これはワークショップの結果であるが、その結果では、干潟でできること、干潟の将来像、悪いところ、課題となるところ、望まれる椹野川をどうすればいいのかなどを討議している。
  • ワークショップに全員出席できればいいが、来られない方もおられるので、来られない場合は、基本的にはこの4項目を基礎として広く意見をとるということとしたい。今回提示した活動内容のまとめで不十分な部分については、できるだけ補うが、それぞれの委員が何に興味を持っているかも含め、アサリ、アマモ場の状況など、実施していることや未実施のことを凝縮した上で、すべてアンケートを取りたい。
  • 最も関心が高いのはアサリやカブトガニなので、一般の方の立場ではそれをどうしたいのか、研究者の立場としてはこういう研究がしたいとか、こういう研究が足りないとかを答えてもらうなど、それぞれの立場から答えることができるアンケート内容にしたい。
  • そして、ワークショップの実施までに課題や意見をもらいたい内容を事務局でまとめ、最終的には、まとめられるかどうかははっきり言えないが、可能であれば今年度中にまとめることとしたい。
  • 質問内容として、難しいことの内容はそれぞれの立場があるので、答えられない部分もあると思う。したがって、研究者、個人、団体の方それぞれ意見がもらえるようなアンケート内容にしたい。最初に構想を作ったときに各委員から意見をもらっているので、それを基礎として作業をやりたい。
【会長】
  • アンケート内容やワークショップの開催等については、今回出された意見も踏まえて事務局で詰めたいと思う。各委員には事前に相談はするが、(最終的には)会長に一任していただくということでよろしいか。
    →異議なし、承認
  • ではいろいろ意見をいただきたいと思うのでその節はよろしくお願いしたい。

(5)その他

  • 配付資料(ニュースレター、干潟の役割と生きものたち、自然再生の取組と全国動向、午後のスケジュールを説明)
▲ ページのトップにもどる << 前のページにもどる

椹野川河口域・
干潟自然再生協議会について
協議会設立趣旨
協議会設置要綱
専門委員会設置細則
協議会委員
椹野川河口域・干潟
  自然再生全体構想
協議会設立経緯
椹野川河口域・干潟等再生に
関する取組について
開催概要
リンク

事務局

椹野川河口域・干潟
  自然再生協議会事務局
(山口県環境生活部自然保護課)

〒753-8501
山口県山口市滝町1番1号
 (山口県庁2階)
TEL 083-933-3060
FAX 083-933-3069
E-mail a15600@pref.yamaguchi.lg.jp

All rights reserved. copyright(c) 椹野川河口域・干潟自然再生協議会 2004