「椹野川河口域・干潟自然再生協議会」委員会

第3回 平成17年3月6日(日) 開催概要 挨拶 議事要旨 資料ダウンロード

1 会長挨拶

中西会長が挨拶された。

2 挨拶

3 議題

(1) 委員について

  • 今回、藤井暁彦さん(山口市出身)から委員応募があり、設置要綱第6条に基づく委員会出席者の合意が得られたため、新たに個人委員として承認された。このため、委員数が57名となった。
  • 藤井さんの紹介とあいさつ

(2) 椹野川河口干潟等の再生の取組

  • 前回(第2回委員会)の概要について(委員会要旨(案):山口県環境政策課)
  • 干潟回復工法に係る実証試験結果の概要(資料1−1:山口県環境政策課)
  • 鳥類調査の概要について(資料1−2:山口県環境政策課)
  • アマモ播種後の状況について(資料1−3:山口県漁政課)
  • 関係団体の活動について(資料1−4ほか)

(質疑応答)

<委員>

  • 資料1−1のp3の図3−6について、増加倍数はパーセント表示か、そのままの倍数か。

<事務局>

  • そのままの倍数である。

<委員>

  • 資料1−1のp4の図3−9、10について、横軸に「初回」「毎回」という項目があるがどういう意味か。

<事務局>

  • 毎回とは、モニタリング時(4,7,10、12月)に関係者だけで区域を定めて毎回耕耘しているという意味である。初回というのは、5月に皆さんで耕耘をしていただいた時だけという意味である。
  • 椹野川河口域・干潟自然再生全体構想(案)について
    • 椹野川河口域・自然再生全体構想素案・修正案に係る質問・意見等

(資料2−1:山口県環境政策課)

<特に質問、意見なし>

  • 椹野川河口域・干潟自然再生全体構想の構成(案)(資料2−2:山口県環境政策課)

(質疑応答・意見等)

<会長>

  • 山口湾における無機態窒素の変遷データはあるか。

<委員>

  • 山口湾ということではないが、沖合について30年間の測定データがあり、解析して報告書にまとめる作業を行っている。まとまり次第データを提供したい。

<会長>

  • 是非提供していただきたい。無機態の窒素が最近非常に重要だと思っているので、その辺の認識を持っていただければと考えている。

<委員>

  • p8の干潟等の状態で底質が細かくなっているということが非常に重要と考えている。過去のデータと現在のデータについて、同じ手法で測定したものかどうか確認したい。

<事務局>

  • 昭和63年は、スミスマッキンタイヤ法で船上から測定したものと思われる。平成15年度は現地に入り表層の1〜2cmのところを採取して調査しているので測定手法は異なると理解している。

<事務局>

  • 澪筋については、スミスマッキンタイヤ法で測定しているので昭和63年と同じ手法になる。
  • 干潟域については、結論的には昭和63年と測定手法が若干異なっているとともに、泥分の定義も現在と違っている。そのあたりについては、15年度の調査報告書に整理しているので参照していただければと考えている。

<委員>

  • p13の硬質化した干潟という表現があるが「硬質化」とはどういう意味なのか。

<事務局>

  • 南潟、新地潟について、昔はアサリが採れ、耕された状態であり砂質で柔らかかったが、現在の新地潟では、砂質でありながら手で掘ることができないほど締まった、非常に堅い状態になっている。そのような状態を示している。

<委員>

  • p13、14でゾーン毎に目標と取組に分けた記載になり、わかりやすくなったと思うが、後々、事業計画をゾーン毎に立ててそれぞれに責任者をおくということが全体的に可能かどうか、若干の不安を感じる。ある程度、まとまる必要もあるとは思うがいかがか。
  • アマモ、アサリ、カブトガニ、親水ゾーンについては実施計画が立てられると思うが、内容ごとにある程度(複数の)ゾーンにまたがる場合も考えられる。その場合の対応はいかがか。

<事務局>

  • 構想案に記載しているゾーン毎に、事業実施計画案ができるかということになると、全ては難しいと考えている。現段階の構想ということでご理解いただき、ゾーン毎にいろんなものに従事しながらできるような形にしておきたいと考えている。

<委員>

  • p14の1、2行目に関連して、実行すること、やれることをやっていくということが大事であるし、干潟再生状況のモニタリングも大事である。その結果を検証、評価し、それを事業に反映させることも大事である。
  • 今回、自然再生推進法でキーワード的に「順応的」という言葉を使ったことについて、個人的にも意識している。それらを踏まえると構想案に記載された表現だと「順応的」ということがうまく反映されていないと思う。
  • 例えば、p2の「基本的な考え方と方向性」の部分でもさらっと記載されているだけである。
  • 順応的というやり方は失敗してもいいということだと理解している。臆病になって成功しないからやらないのではなくて、やってみようということ、実際やってみて結果を見ないとわからないことが非常に多い。結果を見て様子がおかしければやり方を変更しようということが順応的なやり方と考えている。その辺りのニュアンスが表現されていないと思うが。

<事務局>

  • 的を得た御指摘と思う。釧路湿原も現在、全体構想を策定中であるが、そちらでは、難しい言葉等については、注釈をつけてわかりやすく説明している。
  • また、「順応的管理」という用語説明もあり、釧路の例を参考にして、御指摘のあったニュアンスも含めて表現を整理したい。

<会長>

  • p13の表3−1、2のゾーン毎の目標、取組について特に意見等はないか。

<委員>

  • 事業実施の具体的な進め方について、各自にイメージができていないのではないかと思う。
  • 今までであれば、それぞれやりたいことをやればよかったが、今後は組織としてある程度まとまりを持ってやっていくのか。事業をやろうとすれば計画書をまとめて、実施目標等を定めてきちんとしなければならないのか、その辺がイメージしにくいのではないか。

<事務局>

  • 現在、議論していただいているのは、法の仕組みの中で実施計画の提出の仕方のことで、それぞれ国や町やNPOが提出できる形になっている。
  • ゾーニングをすることによって、実施計画が協同で提出できるということも(メリットとして)一つある。また、アマモ場や干潟づくり等のようなものは単独で提出しなくても一緒に提出することもできるが、その時にどのような実施計画案をつくっていくかということになると思う。
  • その辺りは、全体構想案としてどこまで出せるかということになろうと思うが、全体構想案のp17の「なお書き」の今後の事業実施計画の取りまとめ方に関わってくると考えている。
  • 今後、実施計画をつくっていこうとする時に、どんなグループ、つまり行政だけではなく、NPOと一緒になってやっていくのか、あるいは行政だけでやらなければならない部分があるのか、NPOだけでやっていくのか。
  • その辺りのところは、今後、事業を実施しようとする者が、どういうグループでやるのかを決めていくことになると思っている。

<委員>

  • 全体構想だけ作って、その先に進んでいかないのでは、仕方がないというところに発想の根本がある。
  • 既に、いろいろな事業はあるが、個別に各々実施計画をつくってそれぞれ進んでいく、その調整を全て再生協議会のみで行うということは効率的にあまり良くないのではないかという考えもある。
  • ある程度、近いところでの共通の目標を持てるエリア毎、事業種ごとにまとまり、小グループ、ワーキンググループ的なもので進めていくのが、効率がよいのではないかと考えている。

<会長>

  • 現時点で実施計画は具体的に固まっていないので、固まり次第、必要に応じてやっていくことになるかと思う。

<委員>

  • 資料2−1のp3で意見のあった「生の声をもっと記録しておきたい」ということは重要なことだと思う。
  • 全体構想案の内容と直接関係がないかもしれないが、地元出身者でもなくベースとなる知識や情報がない場合において、何かを実施しようと考える時には、測定されたデータを基にして論理的に考えられる範囲でものを考えようとするしかない。
  • 南潟が硬化しているといわれても昔の情報がないので感覚的によく分からない。
  • 例えば、昔、柔らかかったということであればどの程度なのか、クルマエビが簡単に潜れるくらい柔らかかったというような定性的な情報でもいいので、昔の情報をまとめていただければ、正しく考えていけるのではないかと思う。

<事務局>

  • 既に漁協関係者に対して、昔の干潟等の状況についてヒアリングを実施している。その内容については、15年度報告書にまとめている。
  • そのあたりの情報は貴重であると考えているので、できるだけデータベース化したいと考えている。

<事務局>

  • 漁業関係者の方の記憶をまとめることは可能と思うが、具体的な測定データ、科学的な根拠となるとなかなかそろえるのは難しいのが実情である。

<委員>

  • そのようなデータが少ないことは理解している。ただし、「硬化」と記載されても、どう硬化したのかもわからない。
  • 例えば、昔、中潟でアサリが獲れていた頃にカキ殻をどのようにしていたのか等、いろいろな知りたいことがたくさんある。そういうことについて話し合う場を設定して、情報を全て出してしまうようなことも検討してみてはどうか。

<会長>

  • 科学的にしっかりしたデータで昔の状況がわかるようなものは多分ないと思うが、感覚的なものでもいいから、いろいろな方の御意見を集めるということでまとめてみたらどうか。
  • 裏付けのあるなしは、ある程度割り切って、感覚でいわれたことについて整理してみて、その中で参考になるものは参考にしてみればと思う。

<委員>

  • 戦争体験を例にとると、本を読むよりも、語り部のようなで形で話を聞いたら実際、イメージも深まると思う。
  • そういう取組は、干潟再生のイメージの共通認識を持つ上で大事だと思う。データベース化することも大切だが、そのような手法について実施する方向で検討していただけないか。

<事務局>

  • 干潟の昔の状況はどうだったかという話を関係者から皆さんで聞く会のような場を設定することも検討してみたい。

<会長>

  • そういう集まりを1度ワーキンググループ形式でも実施してみたら、有益な情報もあるかも知れない。そういう企画を検討してみたい。

<会長>

  • いろいろな意見をいただいた。本日の意見を踏まえ全体構想案を修正したい。
  • 構想案について修正意見等があれば3月14日までに事務局にお願いしたい。
  • その後、事務局で最終的な構想案を作成する。内容については、会長と事務局に一任願いたい。

3月末日までに全体構想を策定したいと考えている。

(4) スケジュール等について

  • 平成16、17年度スケジュール(案)について(資料3−1:山口県環境政策課)
  • 平成17年度干潟再生拡大実証試験の概要(資料3−2:山口県環境政策課)
  • 平成17年度流域連携関連事業について(資料3−3:山口県環境政策課)
  • 水産部関係事業(アマモ場の造成事業等)について(山口県漁政課)

(5) その他

  • 再生協議会の開催について(日曜日開催で支障なし。)

3 まとめ(会長)

全体を通じて意見等はないか。(特になし)

以上で第3回委員会を終了する。

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